• 投稿日：2020.09.17
• 更新日：2022.12.27

40代の転職は厳しい？40代でも活躍できる職種を紹介

転職は若いうちなら良さそうですが、40代になってからだと厳しいというイメージを抱いている人は多いでしょう。しかし40代になってから、これまでとは違う仕事をしてみたくなることもありますよね。

一度きりの人生であるため、やりたいことがあるなら挑戦してみるのも良いかもしれません。ここでは、40代の転職を成功させる方法について解説していきます。

「40代転職＝厳しい」のイメージの理由

40代の転職は一般的に厳しいイメージが強く、やりたいことがあったり現在の仕事に満足していなかったりしても、踏みとどまる人が多いです。

なぜ40代になると転職が厳しいイメージが一般的にあるのか、求職者の思う年齢的なイメージと給料面でのイメージから理由を見ていきましょう。

求人数が相対的に少ない

求人に年齢制限を設けることは原則的に禁止されていますが、いくつか例外となるケースもあります。主な理由は「長期的なキャリア形成」「技術・ノウハウ継承」などです。

長期的なキャリア形成のために35歳未満を応募条件としている求人は多いため、40代で応募できる求人は20代・30代に比べて少ない傾向にあります。

参考：「募集・採用における年齢制限禁止について」（厚生労働省）

スキル・キャリアが求められる傾向にある

20代の転職であれば、経験がなくても将来性を見込まれて採用されるケースがあります。

一方で40代においては、即戦力となる高い専門性やマネジメントスキルが求められる場合が多いため、転職難易度は高いといえます。特に未経験の業界・職種では、これまでのキャリアが活かしにくいため、40代以降の転職はハードルが高いでしょう。

とはいえ、スキル・キャリアの活かせる仕事を選べば、転職は20代・30代よりも有利になります。

給料が下がる可能性がある

40代の転職では給料が下がる可能性があります。厚生労働省の調査によると、40代で給料が「減少した」と答えたのは約25％（40代前半が23.5％、40代後半が28.8％）です。すなわち4分の1の方は給料アップを実現できていません。

転職目的は人それぞれですが、給料アップが転職の目的であるならば未経験の業種は避けたほうがよいでしょう。

参考：「令和３年雇用動向調査結果の概要」（厚生労働省）

40代で転職を成功させる4つのコツ

40代からの転職を成功に導くには、ここで紹介する4つのコツを押さえておきましょう。

現職（前職）の経験・スキルの棚卸をする

まずは自己分析をして、経験やスキルを棚卸しましょう。棚卸することで自分の強みや得意分野が明確になり、転職先を探す軸となります。40代であれば多くの経験・スキルを身につけていることでしょう。それらを時系列で書き出し、「見える化」してみてください。

現職（前職）の経験・スキルが活かせる求人を選ぶ

経験やスキルを棚卸したら、それらを活かせる求人を探しましょう。経験やスキルが活かせる求人に応募することで、即戦力として期待されて採用で有利になります。

未経験の業種でも、これまでのキャリアを活かせるのであれば採用される可能性があります。

自信の経験やスキルを活かせる求人を探すなら、Workinをご活用ください。Workinでは希望の職種はもちろん、こだわり検索からスキルを活かせる仕事に絞って検索できます。

40代からの転職探しにぜひご活用ください。

希望条件に優先順位をつける

転職先をスムーズに決めるために、転職先に求める条件に優先順位をつけましょう。自分の希望条件がすべて叶う職場を見つけるのは難しいものです。優先順位や妥協できる条件を定めれば、転職先を決める際の判断材料となります。

応募書類にこだわる

履歴書や職務経歴書などの応募書類はこだわって作りましょう。特に自己PRや志望動機は大事な項目なので、どこにでも通用するような内容だと「応募者の熱意を感じられない」「自社でなくてもよかったのでは」とマイナスな印象をもたれます。

企業研究を行い、「なぜその企業を選んだのか」を意識して作りましょう。

以下の記事では、履歴書や職務経歴書の書き方とポイントを詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

「職務経歴書の書き方＜基礎編・転職＞」

「伝わるポイントは？転職の履歴書での特技の書き方」

40代から転職しやすい職種5選

40代で転職を成功させるためには、年齢を問わず採用に積極的な職種を選ぶとよいでしょう。厚生労働省の調査によると、入職率が高いのは「サービス業」「飲食業」「宿泊業」です。

ここでは、40代でも転職しやすい職種を5つピックアップして紹介します。

参考：「令和３年雇用動向調査結果の概要」（厚生労働省）

接客・販売スタッフ

コミュニケーション能力が重視され、社会人としてこれまで培ってきた経験を活かせる仕事です。イレギュラーな場面での対応力などは、若い人よりも40代の人の方が優れているケースも多く、歓迎されることもあるかもしれません。

また、接客の職種は主に飲食店や小売店などで募集が多いですが、それだけではありません。セレモニーホールなどのスタッフも接客の職種に含まれます。さまざまな視点から接客関連の求人を見てみてはいかがでしょうか。気に入った仕事が見つかるかも知れませんよ。

調理スタッフ

カフェや居酒屋などの飲食店の調理スタッフです。飲食店にもよりますが、多くの飲食店では年齢を不問としているケースが多く、未経験であっても挑戦しやすい仕事といえます。また調理スキルがあれば転職は有利になるでしょう。料理が好きな人は目指してみてはいかがでしょうか。

 

介護職

介護職は人手不足の傾向があり、若い人だけでなく40代の転職希望者も歓迎している介護施設が多いです。直接人の役に立てる仕事で感謝されることも多いため、やりがいを感じやすい仕事でもあります。

また、高齢化が進展していることで、これからも介護職の需要は高いでしょう。やりがいを求めている人や体力に自信がある人は、転職先の候補として検討してみるのはいかがでしょうか。

ドライバー

ドライバーも40代で転職しやすい職種のひとつです。配達などの業務に従事するドライバーと、タクシーなどのドライバーがあり、いずれも人手不足の傾向にあります。特にタクシードライバーは働いている人の年齢層が高く、40代ならむしろ若いという職場も多いです。

ドライバーの仕事は免許が必要ですが、配達などのドライバーであれば、普通一種免許のみでできる場合もあります。これまでの経験と紐付けしやすいため、車の運転が好きな人なら向いているかもしれません。未経験でも採用されやすく、働きやすい職場環境を整えて人材確保に力を入れている企業も多いです。

セラピスト

セラピストは年齢不問・未経験者歓迎の求人が多く、40代の転職先としておすすめです。セラピストはスキルが求められる仕事ですが、多くの場合は入社後に研修を行うため未経験でも応募できます。セラピストは副業として行う人も多く、働き方が柔軟な点も魅力です。いきなり正社員で働くのが不安な場合は、まずはバイト・副業として働いてみるのもよいでしょう。

40代で転職を成功させるにはどうすれば良いのか

40代でも職種によっては転職しやすい職種が多いわけですが、それでも失敗してしまう人はいます。では、転職を成功させるためにはどんな点に注意すべきなのか、おすすめの転職方法とあわせて見ていきましょう。

企業が求めていることを理解する

40代での転職の成功に大事なことは、企業が求めていることをよく理解することです。企業が求めている人材に近ければ、採用される可能性は高まるかもしれません。

それでは、企業が求めていることとは何でしょう。たとえば、即戦力になるような人材です。業種や職種によっても変わってきますが、いずれの仕事においても基本的なPCスキルやビジネスマナーが身についていることは強みになります。

何事も一から教育する必要がないため、実務を通して教育を行うOJTも企業側は導入しやすいです。

即戦力以外では、柔軟性や協調性をもつ人材もよく求められます。柔軟な姿勢は新しい仕事を身につけるときに、協調性は組織として動くうえで重要だからです。40代の転職者の場合、20～30代の若手では不足している経験をもとに、落ち着いて対応できる強みもあります。

企業が求めていることを意識して、40代だからこその強みを生かすことが成功のポイントです。

注意点

40代で転職活動をする人の中には、肩書きを重視しすぎる人も多くいます。これまでと同じくらいか、これまでよりももっと高い地位や年収を求めている人もいるでしょう。しかし、あまり肩書きを重視しすぎると、なかなか転職が上手くいきません。

肩書きを重視しすぎる人は、面接のときなどに自然と態度に現れてしまいます。それが採用担当者に伝わると、悪い印象を与えてしまうでしょう。扱いにくそうな人だと思われてしまうかもしれません。そのため、あまり肩書きにこだわりすぎないことが大切です。

また、条件などにあらかじめ優先順位をつけておきましょう。その上で謙虚な姿勢で面接時に話し合うことで、優先順位の高い条件だけは叶うことも多いです。あれもこれもと求めてしまうと、なかなか転職先が決まりません。

年齢を言い訳にして、応募をためらう人もいるでしょう。しかし、応募をためらうことでチャンスを逃していることもあります。希望する条件に近い求人を見つけたら、積極的に応募するようにしましょう。

そして長期戦を覚悟する必要があります。希望する職種や業界へ転職をするには、現在もっていないスキルが必要な場合もあるでしょう。スキルの習得も含めて、長期的な方針を定めた上で転職活動に臨むことが成功につながります。

また、現在の仕事は辞めないでおくのが無難です。現在の仕事を続けたままであれば、もし転職活動が上手くいかなくても、現在の仕事をそのまま続けるという選択肢が残されています。

おすすめの転職方法

40代の場合にはこれまで築き上げてきた人脈などもあるでしょう。そのため、リファラル採用を利用するのがおすすめです。リファラル採用は知人などの紹介を受けて選考を行う採用方法で、最近では導入する企業が増えています。

転職エージェントを利用するのも良いでしょう。キャリア相談などもあるため、不安を払拭した上で面接に臨めます。求人探しやスケジュール管理などを任せられるため、現在の仕事を続けたままでも無理なく転職活動を行えます。

ハローワークも利用してみましょう。地方の場合には、ハローワークで求人を募集する企業が多いです。

未経験でも募集している職種で探してみるのも、転職を成功させるためのコツです。未経験の人材は、企業にとって新しい風を吹き込む存在になるため、40代でも未経験で募集していることはあります。

Workinは、地方の求人に力を入れている求人サイトです。「こだわりから探す」や「ありますよ！メール」など便利な機能も豊富にあります。

こだわり検索では、「未経験可」「研修・教育制度有」を指定して検索できますので、未経験でも募集している企業を検索するのに便利です。ほかにもこだわりの条件で検索できますので、活用してみてください。

まとめ

40代からの転職はハードルが高い面もありますが、決して不可能ではありません。転職を成功に導くには、自身のスキルや経験をうまくアピールすることが大切です。

近年は「カジュアル面談」を設ける企業が増えています。カジュアル面談は「まずは話を聞いてみたい」といった情報収集のために行われるもので、選考とは違って双方フランクな姿勢で臨めます。

転職を検討している人は、カジュアル面談を実施している企業に声をかけてみるのもよいでしょう。その際は情報収集のための貴重な機会として、事前に質問を用意しておくのがおすすめです。

カジュアルとはいえ、相手に与える印象が悪いと選考に影響することもあるため注意しましょう。

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