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鹿児島県の求人情報【2023年12月更新】
鹿児島県のよく見られている求人情報
鹿児島県ってどんなところ?
日本の食料自給に大きく貢献
鹿児島県は、九州南部・奄美地方に属している地域です。九州の最南端にあり、沖縄に続いて全国で2番目に暖かい都道府県として知られています。鹿児島県では、温暖な気候と広大な土地を活かした農業や畜産業が盛んです。鹿児島県には、全国トップクラスの生産量を誇る農産物がたくさんあります。中でも、さつまいも、そらまめ、さやえんどうは、日本一の生産量を誇ります。また、お茶の栽培も盛んで、霧島市のお茶は全国的にも有名です。畜産分野でも、鹿児島県は日本の食料自給に大きく貢献しています。日本一の豚の産地として知られる他、肉用牛、ブロイラー、採卵鶏の飼養数も全国トップクラスです。そんな鹿児島県は、県内で生産された農林水産物をより安心・安全に消費者のもとへ届けるため、独自の認証制度を設けています。県が定めた基準に沿って生産されていることが認められると、認証を得ることができます。
バイオマス関連産業の普及と発展
鹿児島県は、鹿児島産の農林水産物の普及と振興を目指して、ブランド化事業に取り組んでいます。具体的には、消費者や市場から支持され、県内農業のお手本となる農林水産物の産地を「かごしまブランド産地」として指定しています。「かごしまブランド産地」の野菜や果物は、全て、鹿児島県が独自に制定した農林水産物認証を受けているので、安全性はお墨付きです。「かごしまブランド」であることを示すマークを貼って全国に出荷することは、鹿児島産の農林水産物を広くアピールすることにもつながります。また、鹿児島県は、県の内外の百貨店や量販店でかごしまブランド産品の販売促進活動を行い、知名度の向上に努めています。かごしまブランドが全国的に普及していけば、消費者の購買意欲が高まり、鹿児島産の農林水産物の市場価値がより高くなることでしょう。
また、鹿児島県は、環境保全活動にも意欲的に取り組んでいます。例えば、2010年には、地球温暖化対策に関する県独自の条例が制定されました。県全体が一体となって、温室効果ガスの削減を目指しています。それと関連して、鹿児島県では、バイオマスの活用を推進しています。バイオマスとは、家畜排泄物、建築廃材、生ゴミといった、再生可能な生物資源のことです。石炭や石油などの化石燃料の代わりに、バイオマスから得られるバイオエネルギーを利用することは、温室効果ガスの削減につながります。鹿児島県では、使用済みの植物性油からバイオディーゼル燃料を生み出したり、養鶏農家の鶏糞の焼却熱を利用して発電したりと、既に様々な形でバイオエネルギーの利用が実用化されています。鹿児島県の名産である焼酎製造や黒酢製造によって培われた優れた発酵技術は、この取り組みにも活かされています。鹿児島県は、産官学が連携しながら、バイオマス関連産業の普及と発展を進めているのです。
補助金制度などの企業誘致施策
鹿児島県では、企業誘致施策の一環として、補助金制度を設けています。その内容は、県内に事業所を立地する企業に対して、事業所の立ち上げに必要な設備投資の一部を補助するというものです。対象となる業種は、製造業、流通業、情報通信関連業、研究開発施設と、多岐にわたります。補助金の金額は、設備投資の金額や新規雇用者の人数によって決まります。製造業の場合、最大で10億円の補助を受けることができます。また、県外の製造業企業が鹿児島県に進出した場合は、より持続的なサポートを受けることができます。事業所を新規設立する時だけでなく、施設や機械設備の拡大や更新をする際にも、補助金を受けることができるのです。設備の増設に必要な費用の一部が補助されることによって、生産性向上や事業拡大につながると期待できます。
また、鹿児島県は、県内の空き工場などの情報を提供することで、企業誘致につなげています。その具体的な内容は、現在使っていない工場、倉庫、工場跡地などの情報を募集して、立地企業に紹介するというものです。工場などの持ち主側には、賃貸あるいは売却することによって、管理や解体にかかる費用を削減できるというメリットがあります。立地企業側には、空き工場を活用することによって、新規事業所設立にかかる費用を節約できるというメリットがあります。また、空き工場などの情報を提供することによって企業立地が促進されれば、鹿児島県の産業が活性化するため、求人ニーズも高まることでしょう。