配管工の年収相場は約460万円!役立つ資格や求人サイトを紹介
「配管工」は、社会のインフラを支える重要な仕事です。しかし、水道の配管やガス管といった設備に関わる仕事であることは何となく想像できるものの、どのような仕事なのか具体的にはわかっていない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、配管工の仕事内容について詳しく解説します。配管工の年収ややりがい、配管工になる方法なども紹介しますので、インフラに関わる仕事に就きたい方は、ぜひご覧ください。
配管工とは?仕事内容や年収相場
インフラに関わる仕事のひとつに、配管工があります。建設設備に興味がある、インフラを支える仕事に就きたいという方におすすめの仕事ですが、就職・転職を検討するにあたり、労働環境を把握しておきたい方は多いでしょう。
そこでまずは、配管工の仕事内容や労働時間、年収などについて解説します。
仕事内容
配管工の主な仕事内容は、建物などのライフラインの設置・メンテナンスです。住居やオフィスビル、商業施設などの建物の内部には、給水・排水管やガス管などが張り巡らされています。
また、大型のビルやマンションなどでは、温水・冷水を循環させて空調を調整していることがありますが、こうした設備にも配管が必要です。配管工は、こうした生活に欠かせない設備の配管を設置したり、定期的にメンテナンスしたりする役割を担っています。
なお、配管には給水管・ガス配管・空調配管・衛生設備配管などさまざまな種類があり、設置・メンテナンスの方法がそれぞれ異なります。
そのため、配管の種類別に担当者が異なるケースが多く、すべての種類の配管の設置・メンテナンスに対応できる人はほとんどいません。
労働時間
配管工の労働時間は現場によって異なりますが、8時~17時、8時半~17時半のいずれかに設定されていることが多いです。
現場によっては7時集合などになるケースもありますが、安全上の問題があるため、日没までに作業を終えるのが基本です。
また、建設業では日曜日やお盆、正月などを休みとする企業が多いため、配管工も日曜日やお盆、正月などは休みになることが多いでしょう。
年収・福利厚生
配管工の年収相場は、厚生労働省の調査によると約460万円です。しかし、配管工は年齢・経験によって対応できる範囲が大きく変わってくるため、年収に幅があるのが特徴です。
出典:「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(厚生労働省)
福利厚生についても企業によって異なりますが、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険に加え、退職金制度が利用できるケースもあり、比較的手厚いといえます。
配管工に向いている人の3つの特徴
ほかの職業と同様に、配管工にも向き不向きがあります。ここでは、配管工に向いている人の特徴を3つ紹介します。
身体を動かすことが好き
配管工は現場で作業する肉体労働です。そのため、体を動かすのが好き、体力には自信があるという人のほうが向いています。
コツコツやる作業が得意
コツコツと続ける作業が得意な人も、配管工に向いています。配管工は、図面に従って黙々と地道に配管を引くのが仕事です。さらに、引いた配管の大部分は壁や天井裏、床下などに隠れるので、人の目に触れることはほとんどありません。
そのため、目に見える成果をアピールしにくくても、地道にコツコツ続けていける人が向いているのです。排水管などの建物の設備に興味がある、何かを組み立てるのが好き職人気質な人にも向いているでしょう。
将来は独立したいと考えている
配管工は、独立開業を目指している人にも向いています。技術や知識が身につくほど、むずかしい案件にも対応できるようになって収入が増えるため、独立を視野に入れやすいです。
これといった経験もなくいきなり独立できるわけではないので、いったん設備工事会社などに就職してさまざまな現場をこなし、技術を磨いたり資格を取ったりするなどしてから独立に向けてステップアップしていきましょう。
配管工のやりがい
目立ちにくく地道な作業が多い配管工ですが、配管工として働く人は、どのような部分にやりがいを感じているのでしょうか。
ここでは、配管工の仕事でとくにやりがいを感じやすい場面を紹介します。
専門的な知識を学び、豊富な経験を積める
配管にはいろいろな種類がありますが、どれも設置・メンテナンスを行うには専門知識が必要です。1人で複数の配管の設置・メンテナンスに対応できるようになるには、積極的に知識や技術を学ぶ必要があります。
また、限られたスペースに配管を収めるには、配管の形状や材質を考えたり、施工手順を変えたりといった工夫が必要です。1人前になるには数多くの経験を積まなければなりません。頭も体力も使う仕事ではありますが、その分やりがいを感じられるでしょう。
社会を支えている実感がある
配管は水道、ガス、空調などのライフラインに直結するものです。配管がなければ水もガスもエアコンも使えません。
人々が生活するために必要不可欠な配管を設置・メンテナンスすることにより、人の役に立っている、社会を支えているという実感を得られるでしょう。
配管工になるには?
配管工は人や社会の役に立ちたい人、将来独立したい人などにぴったりの仕事です。しかし、配管工になるには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、配管工になる方法や、配管工に必要な資格を紹介します。
配管工になる方法
配管工というと、専門知識や学歴が必要なのではと思う方もいるかもしれませんが、実は配管工に資格や学歴は不要です。
設備工事会社に就職し、見習いとしてさまざまな現場を経験するなかで、配管工に必要な技術や知識を身につけていきます。
人によっては、職業訓練校で配管工に必要な知識と技術を学んでから就職を目指す場合もあります。
必要な資格
配管工として就職すると、3年ほどかけて配管の加工・組立や設備の据付など、高度な作業を覚えていきます。
そのため、資格がなくても働けるのですが、資格を取得すると対応できる仕事の幅が広がるので、年収アップや独立などを目指せるようになるでしょう。
配管工に関わる資格には「配管技能士」や「管工事施工管理技士」、「建築設備士」などがあります。
配管技能士
国家資格である配管技能士は、配管工の基本的な資格です。1~3級があり、どの等級にも学科・実技があります。
初級の位置づけとなる3級は誰でも受検できますが、2級は学歴・実務経験のいずれか、1級は実務経験がないと受検できません。
配管技能士の資格を取得すると、配管技能士を名乗れるだけでなく、専任技術者に就任できるようになります。管工事に関する自らの知識や技術を証明できるので、昇進や独立を目指すのであれば取得しておきたい資格です。
管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、管工事の管理に関する知識や技術があることを証明する国家資格です。1~2級があり、受検するには学歴要件などを満たす必要があるため、配管技能士よりもハードルが高い資格だといえるでしょう。
管工事施工管理技士の資格を取得すると、専任技術者や主任技術者に就任できるようになります。1級を取得すれば、監理技術者に就任することも可能です。
請負金額が一定額以上の建設現場には、監理技術者を配置するよう義務付けられているため、管工事施工管理技士の1級取得者は建設業で重宝されます。仕事の幅を広げたい、年収アップを目指したいと考えているなら、取得を検討してみると良いでしょう。
建築設備士
建築設備士は、配管・空調・電気などの各種建築設備に関する専門知識をもち、建築設備の設計や工事監理に対して助言を行う専門家です。
建築設備士の資格試験を受検するには実務経験が必須であるため、設備工事会社などに就職して一定期間経験を積む必要があります。
建築設備士の試験に合格後、4年以上の実務経験を積むと一級建築士の受検資格を得られるので、取得しておくと将来的に多方面で活躍できるかもしれません。
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まとめ
建物の給水・排水管やガス管など、ライフラインに欠かせない配管の設置・メンテナンスを行う配管工は、人や社会を支える重要な仕事です。
配管工として働くにはさまざまな専門知識と技術が必要ですが、資格や学歴は不要なので、未経験でも就職・転職できます。
また、資格を取ると専任技術者や監理技術者などに就任できるようになり、活躍の場が広がるため、年収アップや独立を目指せるという魅力もあります。
人や社会の役に立つ仕事をしたい、将来独立開業したいと考えている方は、配管工への就職・転職も検討してみてはいかがでしょうか。
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