塾講師のバイトの時給(給与)相場は?大学生におすすめな理由
大学生に人気のバイトである塾講師ですが、「割が良い」というイメージをもっているだけで、実際にどれくらい稼げるのか知らない人もいるのではないでしょうか。
今回は大学生の塾講師バイトの平均時給や、塾講師のバイトを始める際のポイントを紹介しますので、塾講師のバイトが気になっている人はぜひ参考にしてください。
【目次】
大学生の塾講師バイト平均時給
大学生の塾講師バイトには、「個別指導塾の講師」「集団指導塾の講師」「チューター」などいくつか種類があり、それぞれ時給の平均が異なります。まずは、種類別の平均時給から見ていきましょう。
個別指導塾の時給相場
個別指導塾とは、1~5名程度の少人数の生徒に対して指導を行う塾のことです。個別指導塾の講師の時給は1,000〜3,000円程度と幅がありますが、平均額は1,200円程度とほかのバイトと比べて高い傾向にあります。
個別指導塾の指導対象は小学生から高校生と幅広く、指導内容がむずかしくなる高校生や受験生の講師のほうが時給も高めです。また、指導人数や塾講師の経験、医学部などの難易度が高い学部の受験経験などによっても時給が変わることがあります。
集団指導塾の時給相場
集団指導塾とは、学校の授業のように大人数の生徒に対して指導を行う塾のことです。ホワイトボードなどを使ってわかりやすく解説したり、各生徒の様子に気を配ったりと求められるスキルが多く、個別指導よりも難易度が上がります。
その分、時給も1,500~6,000円、平均額は2,000円程度と高めです。プレゼンテーション能力や時間管理能力など、社会人になったときに役立つスキルが身につくというメリットもあります。
チューターの時給相場
チューターは塾で働く人ではありますが、仕事内容は講師ではありません。塾の生徒からの質問に答えたり進路相談を受けたりと、生徒をサポートするのが主な役割です。
講師のように授業を行うわけではないため、時給は900~1,100円程度、平均額は1,000円程度と、講師と比べると安い傾向にあります。
ほかのバイトと比べても、同程度~ちょっと高めくらいの時給ではありますが、「講師をする自信はないけど塾で働いてみたい」という人に向いているでしょう。
時給と別の「コマ給」って?
塾講師のバイトには、ほかのバイトとは違う「コマ給」という給与体系があります。コマ給とは何なのか、よくわからないまま金額だけ見てバイト先を決めると後悔するかもしれません。希望に合うバイト先を選べるように、コマ給について理解しておきましょう。
コマ給とは
コマ給とは、1回の授業(1コマ)あたりの給料のことです。1回の授業が60分でも90分でもコマ給が同額である場合、授業の時間が長いほど時給換算すると金額が安くなります。
・コマ給1,200円、授業60分の場合:時給1,200円
・コマ給1,200円、授業90分の場合:時給800円
1コマの時間は塾や学年によって大きく異なり、小学校低学年は1コマ45分か60分、高校生だと1コマ90分が目安です。必ずしも目安どおりの時間が設定されているわけではないので、塾講師のバイトを探す際には1コマあたりの所要時間も確認しておきましょう。
他のバイトの時給と比較するときの注意点
コマ給の塾講師をほかのバイトと比較するときは、単純に金額を比べるのではなく、「コマ給×60÷授業時間」でコマ給を時給換算するようにしましょう。
時給制のバイトの場合、たとえば18~22時で働くと「時給×4時間」の給与が入ります。しかし、コマ給の場合は授業分の給与しか入りません。
仮に18~22時の間に、1コマ1,200円・90分の授業に2回入ったとしましょう。この場合の給与は「1,200円×2回」となります。授業と授業の合間の待ち時間や休憩時間に給与は発生しません。
予習や報告書作成の時間も対象外となることが多いため、1コマあたりの金額が高くても、時給で考えるとほかのバイトのほうが稼げることもあります
塾講師と家庭教師どちらが稼げる?
大学生のバイトとして塾講師と並んでメジャーな家庭教師ですが、塾講師と家庭教師では、どちらのほうが稼げるのでしょうか。
家庭教師の方が塾講師より時給が高い
生徒の自宅に出向いて指導を行う家庭教師の時給の目安は、1,500~2,000円程度です。前述の塾講師の時給と比較すると、生徒1人あたりの金額は家庭教師のほうが高いといえるでしょう。
ただし業務範囲が広いなどのデメリットもある
塾講師よりも時給が高めな家庭教師ですが、生徒の自宅に出向く、保護者とコミュニケーションを取るなど、生徒を指導する以外の業務も発生します。
塾とは違って先輩講師や上司などもおらず、1人で対応しなくてはならない範囲が広いため、むずかしいと感じることもあるでしょう。移動時間を考慮すると、あまり多くの授業を受けもてず、思ったように稼げないこともあります。
また、ほかの家庭教師による代講がむずかしく、休みが取りにくいなどのデメリットもあるため、時給だけで決めずにどちらが自分に向いているかを考えてみましょう。
塾講師でバイトを始める際のポイント
塾講師のバイトを始めるときに、ふたつ押さえておきたいポイントがあります。くわしく見ていきましょう。
季節講習期間に応募する
塾講師のバイトを始めるときのポイントのひとつが、季節講習期間に応募することです。通常時は遅い時間帯に数コマのみということもありますが、講習期間中は授業数が増え、早い時間にも授業に入れる可能性があります。
必要な講師の人数も増えるほか、講習期間のみ手当がつく場合もあるため稼ぎやすいでしょう。講習期間中にたくさん授業をこなせば、指導力が短期間で上がるというメリットもあります。
通勤時間を考慮する
塾講師のバイトを選ぶ際に、ついつい時給や月収に目が行きがちですが、通勤時間も考慮しましょう。少々給与が良くても、移動時間が長いと効率良く稼げません。
時給や月収にとらわれ過ぎずに、移動時間を踏まえた効率を総合的に考えることが大切です。移動で公共交通機関を利用する場合は、交通費が出るかもチェックしておきましょう。
まとめ
塾講師はほかのバイトと比べて比較的時給が高く、稼ぎたい人におすすめのバイトです。ただし、時給ではなくコマ給が設定されていることがあるので、給与体系をしっかりチェックしておきましょう。
また、効率良く稼ぐためにも、時給やコマ給の金額にとらわれ過ぎずに、移動時間などを含めて総合的に検討することが大切です。
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