パートの育児休暇中でも手当てがもらえる!確認すべき4つの条件
小さな子どもを抱えて仕事までこなすのは大変ですが、「パートだと育児休業や育休手当は取得できないだろう」と、申請しないままの人もいるでしょう。しかし、実はパートでも条件さえ満たせば、育休手当(育児休業給付金)を受け取ることができます。
今回は、パートで育休手当を受け取る4つの条件や、育休手当を受け取るための準備について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
パートでも育児休暇手当をもらえる!必要な4つの条件
パートやバイト、非正規社員でも、条件を満たしていれば育休手当は受け取れます。受給に必要な4つの条件について、詳しく見ていきましょう。
【休業前】雇用保険に加入
1つめの条件は、休業前に雇用保険に加入していることです。育休手当は雇用保険から支給される給付金であるため、加入していないと受け取ることはできません。
また、加えて以下の条件も満たす必要があります。
・1歳未満の子どもの養育のために育児休業を取得している
・育休手当申請時点で、同一企業に1年以上雇用されている
・子どもが1歳6ヶ月になるまでに、雇用契約が満了する予定がない(育児休業後復帰する)
支給対象期間は子どもが1歳未満の間となります。しかし、保育所に預けられなかったなど、所定の理由によって育児休業の開始時期がずれた場合に限り、支給対象期間が延長されます。
【休業前】2年間に月11日以上出勤している
2つめの条件は、育児休業に入る前の2年間で、11日以上出勤している日が12ヶ月以上あることです。
連続12ヶ月でなくても、2年間に合計で12ヶ月以上勤務していれば問題ありません。過去2年間でパート先が変わった人は、月数が足りているかを確認しておきましょう。
また、2021年9月に「育児休業給付金」の被保険者期間の要件が一部改正され、「産前休業に入る前の2年間で、11日以上出勤している日が12ヶ月以上ある」という条件に該当すれば、上記の条件を満たすとみなされます。
【休業中】勤務時間が月80時間以下
3つめの条件は、育児休業中に月の労働時間が80時間以内であること、かつ月の就労日数が10日以下であることです。
育休手当は育児休業中の収入減少をサポートする目的の給付金であるため、上記の時間や日数を超えて働くと、サポート不要とみなされて対象外となってしまいます。
また、育休手当の支給単位期間(育児休業開始日から1ヶ月ごとの期間)に就業した場合は、期間内に就業したことを申告しなくてはなりません。
【休業中】8割以上の賃金が支払われていない
4つめの条件は、育児休業中に、休業前の8割以上の賃金が支払われていないことです。たとえば休業前のパート代が月10万円だった場合、育児休業中に月8万円以上のパート代を受け取ると育休手当が受け取れなくなります。
育児休業中のパート代が休業前の8割以下だったとしても、パート代を受け取ると育休手当が減額されるため注意が必要です。
パートの育児休暇手当を受け取るには準備が大切
育休手当を受け取るには、パート先にて手続きを行う必要があります。スムーズに手続きを進められるように、しっかり準備しておきましょう。
いくらもらえるのか確認する
育休手当は休業前の給料全額が補償されるものではありません。まずは育休手当がいくらもらえるのかを確認しましょう。育休手当の計算方法は、以下のとおりです。
・育休手当支給額 = 休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 67%(育児休業から6ヶ月経過後は50%)
休業開始時賃金日額は、「育児休業前の6ヶ月間の給料 ÷ 180日」で計算するのが基本です。支給日数は原則として30日とします。
仮に育児休業前のパート代が10万円だったとして、育休手当の金額を計算してみましょう。(小数点以下切り捨て)
・休業開始時賃金日額: 育児休業前の6ヶ月間の給料60万円 ÷ 180日 = 3,333円
・育休手当支給額 = 休業開始時賃金日額3,333円 × 支給日数30日 × 67% = 66,993円(育児休業から6ヶ月経過後は49,995円)
上記のケースでは、育児休業開始後が66,993円、6ヶ月経過後は49,995円となりました。ただし、育休手当には上限額と下限額が設定されています。
・上限額:450,600 円
・下限額:77,310円
つまり、このケースでは本来の支給額は66,993円ですが、77,310円受け取れるということです。育休手当は2ヶ月に1回まとめて支給されるため、154,620円が2ヶ月に1回振り込まれます。
なお、初回の振り込みは申請から2~3ヶ月かかるので注意しましょう。また、育休手当の上限額と下限額は毎年8月1日に変更されることがあるので、その年の金額を確認してください。
申請に必要な書類を確認する
育休手当の申請は、基本的に事業主が行いますが、申請手続きには以下の書類を準備する必要があります。
・育児休業給付受給資格確認票
・育児休業給付金支給申請書
自分で申請手続きを行うこともできますが、いずれにせよ書類に事業主が書く項目があるので、書類作成に協力してもらわなくてはなりません。育休手当の申請には期限があるので、早めに相談しておきましょう。
夫の扶養内でも受け取れるか確認する
夫の扶養に入っていても、育休手当の支給条件に該当していれば給付を受けることが可能です。
雇用保険は「週20時間以上の就労と、雇用期間が31日以上あること」という条件を満たせば加入できるものなので、念のため雇用保険に加入できているかを確認しておきましょう。
産休・育休取得実績のあるパートを探すならWorkin
育児休業や育休手当の取得は労働者の権利だといっても、パートだと取得しづらいと悩む人もいるでしょう。そんなときには、産休や育休を取得しやすいパートを探すのがおすすめです。
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まとめ
正社員しか取得できないと思われがちな育児休業や育休手当ですが、パートでも条件を満たせば取得ができます。
雇用保険や就業日数など細かい規定があるので、しっかりと条件を確認し、スムーズに申請できるよう事前に準備しておきましょう。
どうしてもパートだと申請しづらいという場合は、育児休業や育休手当の取得実績があるパートを探すのもひとつの方法です。
育休手当を受け取るには、同一企業に1年以上雇用される必要があるので、もしパート先を変えるのであれば早めに行動しましょう。
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