歩合制とは?メリットとデメリットを詳しく解説
歩合制の仕事と聞いて、どのような職業を思い浮かべるでしょうか。働き方の多様化などを背景に、身近なところで歩合制の報酬を得ながら働く人は多くいます。
この記事では、歩合制とはどのような働き方なのかという点に加え、メリット・デメリットについて紹介します。
固定給と歩合制どちらで働くべきか迷った際などに、お役立ていただければ幸いです。
【目次】
歩合制とは何か?
まずは、歩合制とはどのような意味で、どのような仕組みで働くことを指すのか、という点について見ていきましょう。
人によっては同業種の固定給よりも歩合制のほうが、収入が高くなることもあります。
実際に歩合給で働き始める場合には、契約内容をしっかりと確認し、受け取れる歩合給の割合について把握しておくことが大切です。
歩合制の意味
歩合制とは、個人の成果に応じて給与額が決まるシステムで、業績に歩合率を掛けて算出し支給されます。
成果の対象や歩合率の基準などが異なるため、必ずしも高給が支払われるというものではありません。
しかし、固定給よりも業績次第で給与増が明確に達成できることから、職種や能力によっては仕事が給与アップに直結する働き方とも言えます。
歩合制の仕組みとは
歩合制で働く場合、給与の仕組みは二種類あります。
「固定給+歩合制」と「完全歩合制」で、それぞれに長所や短所があるため、就職活動を始める前に確認しておくことが大切です。
・「固定給+歩合制」の場合
フルタイムや時短勤務など一定時間働くことに対する賃金である「固定給」に、成果に応じて給与が変動する「歩合給」が加算される仕組みです。
固定給として一定金額は支払われるため、成果を上げられなかったときでも収入が0になってしまうことはありません。
・完全歩合制の場合
給与がすべて成果次第で支払われる仕組みの働き方です。「フルコミッション」とも呼ばれ、1日何時間働いても成果がなければ給与が支払われることはありません。
一方で、1日数時間程度しか働いていなくとも、成果さえ上げていれば収入が得られるため、固定給よりも勤務時間が短く済むこともあります。
歩合制を採用している職業
ここからは、歩合制を採用していることが多い職業について紹介します。企業によっては、固定給制や年俸制を取り入れている場合もあります。
そのため、ここで紹介しているすべての業種で、歩合制が取り入れられているというものではありません。
実際に就職・転職を検討する際には、それぞれの企業や求人情報をしっかりとチェックする必要があります。
固定給+歩合給の場合
固定給+歩合給という給与体系を導入していることが多い職種は、以下のとおりです。
・コールセンター
・人材コーディネーター
・販売(アパレル)
・広告営業(美容・旅行・飲食サイト)
・ブライダルコーディネーター
・インフラエンジニア
・ジムのインストラクター
・美容関係(エステティシャン・美容師)
・営業職
・ドライバー(タクシー・トラック・配達)
このほかにも歩合制を取り入れている職種はありますが、意外に身近な職業にも多いということがわかります。
歩合給のみの場合
歩合給のみで働いている方が多い職種には、以下のようなものがあります。
・配送ドライバー
・ジムのインストラクター
・ライター
・イラストレーター
この職種の場合、正社員として働いている人は固定給+歩合給で働いていることも多くあります。
一方で、クリエイティブ職でフリーランスとして働いている方の多くは、歩合制として収入を得ている傾向にあるのも特徴です。
歩合制のメリット
自分の努力次第で収入アップを見込める歩合制は、職種や個人の能力によっては、固定給よりも稼げることも珍しくありません。
ここでは、歩合制の代表的なメリットについてご紹介します。
成果が収入に直結する
歩合制のメリットにまず挙げられるのは、成果が収入に直結することです。
固定給のように毎月安定した給料を得られるとは限りませんが、成果を上げるほど収入が増加します。自分の頑張り次第で、収入が増加する機会が与えられているということです。頑張った分だけリターンが期待できるので、仕事内容によっては、固定給より短期間で収入アップを狙えます。
収入額に目標がある場合、歩合制で働いた方が、よりスピード感をもって目標に近づくことができます。
勤務時間や仕事場所を選びやすい
仕事内容にもよりますが、完全歩合制の場合は勤務時間や仕事場所を比較的選びやすいです。
完全歩合制の仕事は、勤務時間や働く場所の指定がないケースも珍しくありません。
決まった勤務時間がない場合、朝と夕方のラッシュ時間を避けて出社・退社することができるところも魅力的です。
また、勤務場所に縛られない場合は自宅でも作業できるので、家事や育児など、自分のライフスタイルに合わせられるメリットもあります。
モチベーションがあがりやすい
歩合給は成果と給料が直結します。頑張れば頑張るほど収入が増えるので、仕事に対するモチベーションが高まりやすくなります。スキルを習得したい、良い成績を残したいという気持ちから、仕事に対して自発的に行動できるようになることもあるでしょう。働くことが楽しくなり、さらに成績アップにつながる好循環も期待できます。
自身のスキルアップが転職する際に有利に働いたりするなど、二次的なメリットにもつながります。
歩合制のデメリット
自分の努力次第で収入があがる歩合制には、先述したようなメリットが多くあります。しかし、歩合制の仕事に就く場合には、メリットだけでなくデメリットの面についても把握しておかなければなりません。
歩合制の代表的なデメリットには、次のものがあります。
収入が不安定になりやすい
歩合制は、成果を出さなければ、稼ぐことができません。固定給は最低限の給与は保証されますが、完全歩合制の場合、給与の保証がないのです。
常に成果を出し続けることができれば問題ありません。しかし、成果が出る月と出ない月があれば、収入が不安定となってしまい生活に支障をきたす可能性があります。
ただし、労働基準法には保障給の規定があります。例えば、以下のことが対応策として書かれています。
・1時間当たりの時間給で保障給の額を定める
・保障給の額は1時間当たりの収入が実績の6割程度を下らないように定める
・生の支給額(保障給を考慮しない給与)が保障給を下回る場合は、生の支給額との差額を支払う
保障給は労働者の最低限度の生活を保障する目的で規定されているため、給与が最低賃金を下回ることはありません。
人間関係が悪化する場合がある
完全歩合制で働く場合、同じ職場の仲間はライバルとなります。そのため、みんなで協調して頑張るよりも、個人が抜き出るといった気持ちが強く、人間関係が悪化してしまう可能性も考えられます。
職場全体で仕事量が決まっている場合、社内の競争がより激しくなることも珍しくありません。
労働時間と収入が見合わないことがある
歩合給は、成果に対して給料が支払われます。成果とは、売上や販売数そのものを指します。そのため、売上のために交渉や準備にかける時間は評価対象となりません。
長時間労働しなければ成果につながらないこともあるでしょう。時間をかけても思うように収入が上がらないと、精神的な負担を抱えることもあります。
成果を出せるか不安という場合は、固定給か、固定給と歩合給を組み合わせた給与形態の職場を選ぶことをおすすめします。
歩合制の仕事をWorkinで探してみましょう
歩合制の仕事を探すのであれば、Workinの活用がおすすめです。
Workinであれば、給与形態から求人検索を行うことが可能なため、歩合制の仕事も簡単に絞り込めます。
また、歩合制の仕事は多岐にわたるため、給与形態に加えて職種や雇用形態で検索するのもおすすめです。
さらに絞りたい場合は「こだわり検索機能」を使うことで、待遇や経験なども細かく指定して求人を探すことができます。
また、仕事探しや履歴書の書き方・応募・面接など、就職活動に不安や疑問がある場合はお仕事探しマニュアルの活用も便利です。
「歩合制の仕事に就きたい」「固定給制に歩合給が上乗せされる職業を探している」という場合にはぜひWorkinをご活用ください。
まとめ
歩合制の仕事は、能力次第では固定給制で働くよりも収入アップが格段に早くなる特徴があります。
ただし、収入が不安定なことや労働時間に見合わないようなケースもあるため、就職先は慎重に選ばなければなりません。
「安定を求めながら実力も試したい」というのであれば、固定給制+歩合制の仕事を探すのも手段のひとつです。
自分のスキルや資質と企業情報をしっかりと事前に確認したうえで、働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
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