50代女性が長く続けられる仕事10選|長く働くコツは?
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50代になると、自身のセカンドライフの充実や、これからはじまる年金生活のことを考えて、少しでも家計をラクにするために働き続けていきたいと考えている人も多いでしょう。
しかし、子育てや家庭の都合でブランクがある人は、長い期間、外での仕事から離れていたので、せっかく見つけたパート先での仕事を長く続けられるか不安になりますよね。
厚生労働省の令和3年度のデータによると、女性の離職率は50代後半~60代にかけて8.7%増加しています。一方で、パートタイム労働者の入職率をみると、50歳から60歳にかけて11.6%増加しており、60歳を超えると15.8%も増加。このことから、50代になり、再就職でパートの仕事を始める方が多いことが考えられます。
この記事では、50代からでもはじめられる仕事や、長く働き続けられるパート先の探し方をご紹介します。
出典:「令和3年雇用動向調査結果の概要」(厚生労働省)
【目次】
50代女性が活躍できる職場が増えている理由
現在、50代女性が活躍できる職場は増えています。
ここでは、50代女性が活躍できる職場が増えている理由についてご紹介します。
時間の融通がききやすい
子どもがいる50代の方は、子育てがひと段落したタイミングという場合がほとんどです。
子どもの用事や体調不良などで働けないということもなくなり、時間に余裕が出てきたから働きたいという方も多くいます。そのため、50代の方は時間に融通がききやすく、安定して長期間働けるイメージがあるようです。
また、50代を超えると通院や療養、介護の機会も増えてきます。労働時間の確保が難しいことが予想されるため、50代の方をターゲットとして積極的に採用する企業が多いのです。
マナーや礼儀作法がしっかり身についている
50代女性は人生経験の中で、基本的なマナーや礼儀作法が身についている人が多くいます。そのため、基礎スキルに関する教育の手間がかかりません。
仕事をする上で、基礎的なマナーや礼儀作法が求められる場面は多くあります。幅広い年齢層の顧客対応を安心して任せられる50代の女性は、即戦力として重宝されています。
豊かな人生経験を活かして働ける
仕事のブランクが長かったとしても、50代の方は人生豊富で頼れる存在です。
50代の方は、幅広い年代の人とコミュニケーションが取れます。また、ホスピタリティや柔軟な対応力に長けています。ホスピタリティとは「思いやり」「心からのおもてなし」を指します。
接客やチームワークを発揮する場面での活躍が期待できるため、企業やお店にとっては貴重な存在でしょう。
50代女性が長く続けられるパートの仕事10選
50代からでも長く続けられる仕事があることはわかっても、どのような仕事が自分に向いているかわからない人も多いですよね。
ここでは、50代の主婦の方におすすめの仕事をご紹介します。ご自身の得意分野を活かせる仕事があるのではないでしょうか。
軽作業
工場や倉庫でダンボールなどに製品を梱包する仕事です。特別な資格がなくても作業ができるため、未経験者でもはじめやすい仕事です。
企業の中には24時間稼働している工場もありますので、勤務時間に融通が利きやすいでしょう。ご自身の生活スタイルに合わせて働きやすい時間帯を選択できますよ。
接客
接客は飲食店やスーパー、コンビニなどでお客様へ商品やサービスを提供する仕事です。
お店にはさまざまな年代のお客様が来店するため、接客には臨機応変な対応が求められます。
50代の方は社会経験が豊富なため、大人ならではの安定感とコミュニケーションスキルで活躍している人が多い仕事です。
調理補助
料理が好きな人は、飲食店などのキッチンで調理補助のお仕事はいかがでしょうか。
下準備のために具材を切ったり、できあがった料理を盛り付けたりする仕事ですので、これまで家族の食生活を支えてきたスキルを活かせます。
調理補助の仕事は、お客様と直接やり取りをする必要がないので、人付き合いが苦手で接客が苦手な人にもおすすめです。
コールセンターのオペレーター
コールセンターでは、電話をとおしてお客様とやり取りを行います。商品やサービスに関するお問い合わせに対応したり、見込み客に商品やサービスの提案をしたりします。
顔の見えない人との対話をするため、これまで培ってきた大人の対応力が活かせるでしょう。電話でのやり取りが苦手な人でも、基本的に研修制度や業務マニュアルがあるため安心して仕事をはじめられるでしょう。
パート保育士
保育士の資格があれば、パートで保育士として働くこともおすすめです。フルタイムで働くことが難しければ、夕方の延長保育の時間帯のみ働ける場合もあります。
保育士の資格がない場合は、保育士のサポート役として保育補助の仕事もあります。小さいお子様が好きで、これまでの子育ての経験を活かしたい方におすすめの仕事です。
清掃・家事代行
会社や店舗、個人のお客様のご自宅に訪問し、清掃や家事代行の仕事をします。清掃や家事代行は、普段行っている家事の延長の要素が強く、日々の経験を活かせる仕事です。
また、ひとりで黙々と行う作業が多いので、人付き合いが苦手な人にもおすすめです。勤務時間も早朝や深夜などさまざまありますので、家庭の都合に合わせて働きやすい仕事として人気があります。
受付
病院や公共施設、マンション、お店などで受付を行う仕事です。仕事内容によっては、特別な資格や経験がなくても働けるでしょう。
年配のお客様が訪れる機会が多い公共施設などでは、50代の方は「近い年代の人の方が接しやすい」と人気があります
事務職
事務職には、医療事務や経理事務、総務事務など、さまざまな職種があります。
特に医療事務は、高齢化によって今後の需要が見込まれています。一般的な事務とは異なり専門的な知識が必要ですが、人材不足のため、経験がなくても就職後に研修を受けられるケースもあります。
基本的にデスクワークのため、体力的な負担が少ないこともメリットのひとつです。
タクシードライバー
50代女性にとって、タクシードライバーは長く続きやすい仕事です。年齢制限がなく、50代で働いている方も多くいます。
また、近年は人手不足の状況が続いており、女性タクシードライバーが増えています。女性が快適に働けるよう、女性用の休憩室を完備している会社もあります。資格取得をサポートしてくれる会社も多いため、現在免許を持っていない方でも安心して挑戦できます。
セレモニースタッフ
セレモニースタッフはお客様と直接関わることが多く、基本的なマナーや礼儀作法が重んじられる職業です。主な仕事内容としては、葬儀場などでの案内やアナウンス、場内の清掃などがあります。
セレモニースタッフになるための必須資格はなく、研修制度が充実している会社も多いため、未経験でも働きやすく安心です。
50代女性におすすめの資格5選
50代の女性では、資格がなくても長く続けられる仕事が多いです。しかし、資格を取得することで、できる仕事の幅は大きく広がり、転職も有利になります。
では、どのような資格の取得を目指せばよいのでしょうか。50代女性におすすめの資格として、次の5つをご紹介します。
・簿記
簿記は、日々の取引を帳簿付けしたり、試算表を作成したりするために必要な知識です。経理事務の仕事に就くためには、日商簿記2級の取得を目指しましょう。日商簿記2級以上の資格を、経理職の応募条件としている企業が多いためです。
・医療事務認定実務者
医療事務に関する基礎的な知識が身についていることを証明する資格が、医療事務認定実務者です。医療事務は他の事務に比べて特殊なことが多いため、資格があると重宝されます。
・登録販売者
医薬品の販売を行う場合には、登録販売者の資格が必要です。ドラッグストアや薬局などに就職をする際には、この資格を取得していると有利になります。
・介護福祉士
介護福祉士は、介護分野のエキスパートを育てるための国家資格です。デイサービスや特別老人養護施設などの仕事で役立ちます。
・生活習慣病予防プランナー
今、人気の高い資格に生活習慣病予防プランナーがあります。生活習慣病予防プランナーは、食事や運動など健康な生活のための知識やスキルを身につけるための資格になります。医療や福祉関係などの仕事で、重宝されます。
50代女性が長く働ける仕事を探すコツ
希望に合う求人が見つかって採用が決まったとしても、長く続けられず、再度就職先を探すとなると大変です。長く続けるためには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
最後に、50代女性が長く働ける仕事を探すためのコツをご紹介します。
資格の有無にとらわれない
良い求人を探すためには資格が必要と思われる方もいるかもしれませんが、その有無にとらわれすぎないことが大切です。新たに資格を取得することは時間も労力もかかります。資格を持っていたとしても、長い間その仕事をしていなければ採用は難しいかもしれません。
まずは資格の有無にこだわらずに、視野を広げて探してみましょう。無資格や未経験で働ける求人は実は多くあるので、選択肢が豊富になります。
働く目的を明確にする
何のために働くのか、その理由や目的を明確にしておかないと、合う職場を探すことが難しくなります。50代女性にとって、働く目的はさまざまです。お金を稼ぐためなのか、それとも生きがいや毎日の楽しみを作るため、人とのつながりを得るためなのか、その理由や目的によって選ぶ職場が変わってきます。
それを明確にしておくと、仕事探しの軸もしっかりするので、よりご自身に合った求人探しにつながるでしょう。
体力面の負担を考慮する
ブランクの長い方が仕事を新たに始めると、環境の変化や心身の疲れから体調を崩してしまうことがしばしばあります。また、50代女性では、昔に比べて体力面の負担が気になる人も多いでしょう。環境の変化は仕方がないことですが、体への負荷は職場選びによって軽減させることが可能です。
働くことも大事なことですが、健康な生活を維持することはとても大切です。ご自身の体力や仕事内容を考えながら、負担になりすぎない仕事を探すようにしましょう。
契約前に労働条件を確認する
納得した環境で働くために、契約前に労働条件の確認はきちんとしておきましょう。勤務時間や稼働日数、給与など、納得できる条件で働けるのかどうか、応募前はもちろん実際に働き始める前にも確認することが大切です。特に、自分にとって無理な環境での労働は避けるべきです。
また、契約前に労働条件を確認しておくことは、就職後のミスマッチの発生や想定よりも収入が得られないといった後々のトラブルを防ぐことにもつながります。
職場の雰囲気や口コミ評判を調べておく
応募する前に、どのような職場なのか事前に下調べをしておきましょう。職場の雰囲気などを知ることができれば、実際にどのような形で働くのか想像することができます。
会社のホームページやインターネットの口コミを調べることも有効です。転職サイトなどでは、実際に働いている人や退職した人にリアルな声が記載されていることもあります。
実際に働いている知り合いがいれば、リアルな声を聞くことが可能ですので、聞いてみましょう。
50代女性が長く続けられる仕事を探すなら
50代の方が長く続けられるパートを探すのにおすすめなのが、Workinです。
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まとめ
今回は50代の女性が長く働き続けられる仕事をご紹介しました。現在は人手不足で悩んでいる企業が多いため、50代女性で資格や経験がない方でも働ける求人が増えています。
長く続けられる仕事を探すためには、仕事内容だけでなく、勤務時間や日数など無理のなく働ける職場を見つけることが大切です。また、職場の雰囲気や口コミ評判を調べておくのもおすすめです。
ぜひWorkinであなたにぴったりの仕事を探してみてくださいね。