警備員の仕事を徹底解説!業務内容や収入・将来性について
求人情報をチェックしているときに、警備員の求人を目にすることがあるでしょう。何となく「商業施設やオフィスの見回りをするのかな」とイメージはできても、具体的にはどのような仕事なのか、わからない人もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では警備員の仕事内容や年収、警備員になるのに資格が必要であるのかといった点について解説します。
【目次】
警備員の業務とは?仕事内容をチェック!
警備員には種類があり、それぞれ仕事内容が異なります。
また、警備業には警備法という法律があります。1号警備業務(空港保安・施設)・2号警備業務(雑踏・交通誘導)・3号警備業務(貴重品等運搬)・4号警備業務(身辺)に分かれています。警備法は警備業について必要な規制を定め、警備業務の実施の適性を図ることを目的としています。
出典:地方創生「警備業法の概要」
(https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc_wg/h28/shouchou/161222_shiryou_s_4_2.pdf)
以下では、警備員の種類と仕事内容について解説します。
施設警備
施設警備とは、商業施設やオフィスビル、住宅などの出入口やバックヤードで、建物内に出入りする人のチェックをメイン業務とする警備員を指します。警備業法においては、「1号警備業務(空港保安・施設)」に区分されます。
施設警備の業務は、下記の内容になります。
・空港で身体検査や手荷物検査を行う
・建物内を巡回して異常がないかチェックする
・建物の出入口に設置された警備室で入退室管理を行う
・防災センサーで異常を検知した際に、現場に向かい対応する
・監視カメラなどを利用して、建物内に不審な人物がいないかをチェックする
交通誘導
交通誘導とは、人々が安全に通行できるように誘導することをメイン業務とする警備員のことです。警備業法においては、「2号警備業務(雑踏・交通誘導)」に区分されます。
下記のような業務が、交通誘導に該当します。
・イベント会場で人々が移動しやすいよう誘導する
・工事現場周辺で、通行人や車が安全に通過できるように誘導する
・商業施設や観光地の駐車場で、事故や混雑が起こらないよう車を誘導する
輸送・運搬警備
輸送・運搬警備とは、貴重品や美術品、危険物などを安全に運ぶことをメイン業務とする警備員です。警備業法においては、「3号警備業務(貴重品等運搬)」に区分されます。
下記のような業務が、輸送・運搬警備に該当します。
・現金や美術品が盗難に遭わないよう守る
・核燃料を安全に運ぶ
盗難などのリスクを未然に防いだり、事故防止が主な役割です。
身辺警備
身辺警備とは、特定の人物の安全を守ることをメイン業務とする警備員です。ボディーガードというとわかりやすいでしょう。警備業法においては、「4号警備業務(身辺)」に区分されます。
ボディーガードというと、政治家などの要人を守るイメージを受けます。しかし、最近ではストーカー対応や子どもの見守りなどの、一般利用も増加しています。輸送・運搬警備と同じくトラブルの未然防止が主な役割です。
警備員の年収は平均351万円
「令和2年 賃金構造基本統計調査」の職種別賃金によると、警備員の給与は以下のようになっています。
・きまって支給する現金給与額(※1):25万7,900円
・所定内給与額(※2):22万3,800円
・年間賞与その他特別給与額:42万400円
単純に計算すると、警備員の年収は351万5,200円です。しかし、算出した金額はあくまで平均額であり、勤務先や警備員の種類によって年収は変わります。また、能力や経験値が高い場合や、後述する警備に関する資格をもっていると年収が上がることもあります。
※1. 労働協約などで支給条件、算定方法が定められている、税金、保険料などを控除する前の賃金額
※2. きまって支給する現金給与額から、時間外手当などの超過労働給与額を引いた金額
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
( https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/index.html)
警備員として働くのに資格は必要ない!
基本的に警備員として働くのに、資格は不要です。しかし、もっていると良い資格や、必要なスキルはあります。どのような資格やスキルがあると良いのか見てみましょう。
警備員の仕事であると役立つ資格
資格は確かに不要な仕事ではありますが、以下のような国家資格を取得しておくと仕事の幅が広がるほか、年収アップも期待できます。
・警備業務検定:警備業務に関する知識、スキルがあることを認定する資格
・警備員指導教育責任者:警備員の指導、教育、管理を行うために必要な資格
・機械警備業務管理者:機械警備業務を適正に行う専門知識、管理能力があることを認定する資格
警備業務検定は、警備員の仕事に関する専門知識があることの証明になるため、現場のリーダーや管理者といった役職に就きやすくなるでしょう。
また、警備会社や機械警備会社は、各営業所や基地局ごとに警備員指導教育責任者、機械警備業務管理者を選んで届け出なくてはなりません。そのため、資格を保有していると評価されやすくなります。
核燃料輸送警備や貴重品運搬警備などの資格も、それらの業務を行う警備会社では重宝されるでしょう。
警備員の仕事に向いている人は?
警備員は人や物の安全を守る責任ある仕事なので、真面目に仕事に取り組める人に向いています。
施設警備や交通誘導では、ひとつのもち場で長時間立ちっぱなしで警備を続けることが多く、トラブルが起きたときにはすぐに駆け付けなくてはなりません。そのため、体力がある人にも向いているでしょう。
また、警備員はひとりで仕事をすることが多いため、黙々と業務を遂行できる人にもおすすめです。ただし、輸送・運搬警備の場合はチームで動くのが基本となるので、チームワークを取りながら動ける人に向いています。
輸送・運搬警備や身辺警備では、犯罪や事故など不測の事態が起こる可能性があるため、物事を幅広い視野で見てトラブルを素早く察知できる人、臨機応変に動ける人が向いているでしょう。
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まとめ
警備員の仕事には、施設警備や交通誘導などいくつか種類があります。いずれも人や物の安全を守ることに変わりはありませんが、警備する対象がそれぞれ異なるため、警備員の求人を探す際には何を警備するのかをチェックしておきましょう。
また、基本的に警備員の仕事をするのに資格は必要ありません。しかし、資格があれば仕事の幅が広がり、年収アップも目ざせるので、資格取得も考えてみると良いでしょう。
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