フリーター必見!資格取得のメリットとおすすめの資格10選
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現代社会は、失業率の高止まりやフリーターの増加など、若年層を取り巻く雇用に大きな課題を抱えています。そこで、若年者の自立支援に関する取り組みが政府主導で始まりました。
特に文部科学省では、若年者の生活基盤を確立させるために、フリーターに対するキャリア教育、職業教育の推進に取り組んでいます。
フリーターの方も資格を取得すれば今よりも高収入を得ることが可能です。今回は、フリーターにおすすめの資格について紹介します。
フリーターが資格をもつメリット
まずフリーターが資格をもつとどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
応募できる職種の幅が広がる
資格を取得すると、応募できる求人の幅が広がります。職種によっては、特定の資格を保有していることで有利になる場合や、特定の資格保有が条件が設けられている職種もあります。希望する職種によっては、国家資格が必須となるケースもあるため、必要な資格を把握しておくことが大切です。
たとえば、営業職なら普通自動車免許、接客業ならTOEICや実用英語技能検定などの英語関係の資格、オフィスワーク系であればMOSや日商簿記などの資格が役立ちます。
自分の持つスキルの証明になる
人手不足の昨今、企業によっては即戦力を求め、スキルを重視するケースも珍しくありません。資格の保有は、自分が発揮できるスキルの証明にもつながります。これまで身につけてきたスキルを企業に証明できるため、フリーターにとって強い味方です。
面接時においては、自己アピールの材料にも利用できます。資格を取得するための勉強をこなすほどの胆力や行動力に対し、企業から好印象を持たれることも期待できるのです。
努力・意欲のアピールになる
資格を取得するためには、それに向けた勉強や練習など何かしらの努力をしなければいけません。
仕事をするために資格取得をしているということで、職種に対する意気込みが伝わりやすくなるでしょう。
努力や意欲を言葉だけでなく実績として示すことができるため、就職活動時の面接や書類選考時は、印象の良いアピールとして伝わり有利に働くことでしょう。
キャリアアップになる
資格を取ることは、その仕事でのキャリアアップにつながります。
今働いているところでの給与面が優遇されることもあるため、関係する資格であれば積極的に取得したいものです。
さらに待遇だけではなく、スキルや信頼のアップにもつながります。就職活動の際にも有利になり、人生設計がしやすくなるでしょう。
フリーターの就職に役立つおすすめの資格10選
ここからは、フリーターがもっていると就職にも有利に働く資格について紹介します。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
1.普通自動車免許
都市部では公共交通機関が整備されており、普通自動車免許が必要でない人も多いでしょう。
しかし、仕事面において普通自動車免許はもっていて損はありません。
特に地方への就職を考えている場合は、普段の通勤だけでなく仕事中にも活躍する可能性があります。そのため、求人の応募条件のひとつに含まれているケースも多くあるのです。
ルート営業や運送関係などでも必要になりますので、希望の職種によって必須となるでしょう。
資格取得のためには、約30万円の費用がかかり、期間としては1~3ヶ月ほどで取得可能です。
春休みや夏休みシーズンなどの時期では学生の受講者が増え、AT車とMT車の違いなどによっても金額や期間の違いが見られます。
2.秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーや事務能力が身についていることを示すことができる資格です。
一般常識が問われる内容となっており、取得することで社会性が十分にあることをアピールできます。
3級から1級までの難易度に分かれ、受ける級によって費用が異なるものの、どれも1万円以内で受けることができます。
平均すると1〜2ヶ月で取得可能なため、難易度としては比較的取りやすい資格でしょう。
3.日商簿記
経理や財務の知識が必要になる資格で、経理部や財務部などの事務職に就きたいと考えている場合は、就職に有利に働くため取得して損はありません。
難易度別に3級から1級まであり、特に2級以上をもっていると評価されやすいです。
費用は約3000円〜8000円以内で受けることが可能で、級にもよりますが半年以内には取得可能でしょう。
4.TOEIC
英語力をアピールできる代表的な試験です。
英語を使う仕事では「TOEIC 〇点以上歓迎」など判断基準にも使われるため、取得していると有利になることもあるでしょう。
合格や不合格という基準はなく、点数によって能力を測るシステムです。英語を使う仕事の場合は最低でも600点が求められます。
仮に650点以上を目指そうとすると、現在の英語レベルによりますが225~950時間の勉強が必要になるでしょう。
グローバルな働き方を目指す場合は重要になりますのでぜひ挑戦してみてください。
5.マイクロソフトスペシャリスト(MOS)
MOSは、マイクロソフト社が公式に発表しているWordやExcelなどのオフィスソフトの基本操作から応用までのスキルを証明できる国際資格となります。
MOSはパソコンスキルを客観的に証明できるうえ、資格を学ぶ中で実用的な能力も身につきます。企業によっては、MOS資格を保持している人は即戦力となり得るため、就職時のアピールポイントとしても活用できます。
6.ITパスポート
ITパスポートは、情報処理技術者試験のひとつで、ITに関する知識の保有を証明できる国家資格です。ITを活用するすべての社会人が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識を学べます。IT系の企業や事務職を希望する人におすすめです。
IT化が加速的に進んでいる現代社会では、ITに関する基礎知識は、職種、業種を問わず必要です。ITパスポートの取得によって、就職で有利になるケースも珍しくありません。
7.宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引についてお客様へ説明するための国家資格で、受験に必要な資格や実務経験などが必要ありません。
特に不動産業界を考えている人は、就職を有利にするためにも取得しておくべきでしょう。
費用は約7000円で2ヶ月程度の勉強が必要です。難易度は高めだと言われていますが、ほかの国家資格と比べるとハードルが低く、取得するメリットは大きいでしょう。
8.登録販売者
登録販売者は、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができる国家資格です。比較的副作用が少ないといわれる第2類・第3類の医薬品を取り扱うドラッグストアや調剤薬局、コンビニ、スーパーなどで役立ちます。
今後は、セルフメディケーションによってドラッグストアなどの薬のニーズが高まると予想されています。そのため、登録販売者の採用も活発になる可能性が高いです。薬剤師と違って学校に通わなくても取得できる資格なので人気があります。
9.介護職員初任者研修
介護職員初任者研修の資格は、介護職を希望する人に有利になる資格です。介護士へのキャリアアップも目指せる資格なので、介護業界に身を置きたい人は取っておいた方が良いでしょう。
厚生労働省が指定したカリキュラムが受講できるスクールなどに通う必要があります。介護職は人手不足なので、資格がなくても就職は可能ですが、資格の有無によってできる仕事も異なるため、キャリアアップのためにも取得するのがおすすめです。
10.ファイナンシャルプランナー技能検定
ファイナンシャルプランナーは、税金や投資、住宅ローン、不動産、相続などのお金に関する知識があることを証明できる資格です。金融業界や不動産業界などでも役立ちます。ファイナンシャルプランナーを保有していると、即戦力として評価されやすくなります。
仕事以外にも、自分の生活や保険、資産形成などにも役立ちます。
フリーターが資格取得を目指す時のポイント
フリーターで資格取得を目指すときは、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
希望する職種に合った資格を選ぶ
自分が就職したいと思う職種や興味がある職種を見つけ、その仕事に活かせる資格を選ぶことが大切です。あまり興味のない分野で資格取得を目指すと、勉強に身が入らないケースもあります。資格の取得はあくまで手段です。その資格をキャリアにどのように活用したいかを考えましょう。
できれば国家資格の取得を目指す
資格には、民間資格と国家資格の2種類があります。企業によっては民間資格でも十分有利になるところもありますが、国家資格の方が断然信頼度が高いです。その分国家資格の方が難易度も高くなりますが、国家資格を取得すれば専門職などを目指せる可能性があります。
民間資格と国家資格で迷った場合は、できれば国家資格の取得を目指してみてください。
自分に合った難易度の資格にする
資格の中には、高難易度の資格も多くあります。高難易度の資格取得は、勉強に膨大な時間や労力がかかるほか、合格できる見込みも小さいです。特に、フリーターの方は仕事を複数掛け持ちしている場合も珍しくありません。その分、勉強に充てる時間は限られます。
資格の取得は、仕事の幅を増やしたり、就職する際のアピールとして活用したりする手段であることを忘れてはなりません。仕事と資格勉強が両立できる難易度の資格取得を目指すことが大切です。
興味のある資格が見つかったら、難易度を調べるなど、合格を目指せる資格かどうかを確認してから挑戦することが大切です。
フリーターが資格取得する方法は?
就職を考えている人は、まず行動を起こすことが大事です。具体的にどう動けば良いかを紹介します。
資格取得の勉強を独学で始める
本やインターネットなどを使えば独学で学習が始められます。生活費など収入が必要な場合には、今のバイトの合間に始められるのでおすすめです。
その代わり、時間や勉強の仕方などは自分で計画する必要があります。資格によって難易度も違いますので、取得に向けて期間を逆算して計画的に準備していきましょう。
資格取得のために学校に通う
資格専門学校や通信講座を利用することで、短期間で資格の取得が可能になります。
独学に比べるとその分費用も高くなるので、経済状況や時間、資格の難易度などを総合的に判断して決めましょう。
働きながら資格取得を目指す
Web求人サイトを利用して、働きながら資格取得を目指せる仕事を見つけるというのも選択肢のひとつです。
資格の勉強をしていることや資格の勉強に興味があること、勉強を始めることを伝えるだけでも面接では好印象を与えます。
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まとめ
今回はフリーターにおすすめの資格とそのメリットについて解説しました。
資格をもっていることで就ける仕事の幅は広がり、自分をアピールして就職を有利に働かせることもできます。多くの種類がありますが、希望の職種に合わせたものをとりましょう。
働きながら取得を目指す場合は、勤務条件も重要になるでしょう。希望どおりの仕事をいち早く見つけるために、検索しやすく情報の豊富なWorkinをぜひご利用ください。