はたらく東北・北陸の女性500人の気になるリアルデータを分析! あなたは毎月、自分の給料からいくらを貯蓄にまわしていますか。
気になるけどなかなか聞けない、友だちや会社の同僚など、身近な人たちの「貯金額」。ネットで「貯金 30代 女性」など自分の同世代、同性で検索して調べてみたことがある人も結構いるのではないでしょうか。
でも、ヒットする貯金に関する記事やデータは、全国平均であることがほとんど。平均年収の高い首都圏も含まれているので、東北・北陸に住む私たちには参考にならないと感じている方も多いと思います。
そこでWorkin編集部は、東北・北陸の20代~30代の働く女性500人を対象に、貯金に関するアンケートを実施しました。みなさんのお友だちや、会社の同僚たちのセキララなお財布事情を探ります。
【目次】
あなたは毎月、自分の給料からいくらを貯蓄にまわしていますか。※ボーナス月を除く平均額でお答えください。
20代
1万円未満…17.9%、1万円以上4万円未満…43.7%、4万円以上7万円未満…21.9%、7万円以上10万円未満…3.3%、10万円以上…5.3%、貯蓄していない…7.9%。
30代
1万円未満…14.6%、1万円以上4万円未満…42.4%、4万円以上7万円未満…14%、7万円以上10万円未満…4.3%、10万円以上…8.3%、貯蓄していない…16.3%。
20代より30代に多い「貯金ゼロ女子」
「貯金ゼロ世帯」という言葉が目立つように、東北・北陸でも目立ちます。
30代の貯金していない割合が16.3%と、20代(7.9%)の倍近くにのぼり、なんと30代の約6人に1人は貯金をしていないというおどろきの結果となりました。
一般的にはたらく女性は30代になると、20代に比べ給与が高くなるのに比例して、貯金額も高くなるのが自然な流れと思いきや、まったくの正反対の結果となりました。
自分自身や周りの結婚・出産(祝い)などで支出が多額になるので、貯金ができないということでしょうか……。
30代、2極化現象!? 10万以上貯金する人の割合も高い
30代の「貯金ゼロ」層が多い一方、10万以上と月額としてはかなりの額を貯金している層も、8.3%と少なくありません。収入が増えて貯金に充てることができるようになった分、前述のような今後のライフイベントに備え、収入が増えても、できる限り貯金に回しているこということが考えられます。また首都圏などに比べると自宅暮らしであることが多く、家賃分を貯金できるという利点があるのかもしれません。
最多層は1~2万、意外と少額!?
20代、30代両方とも、貯金額で一番多いのは1万円以上4万円未満。じつは私もここに該当します。
2万だとしても年間で貯金できる金額は、24万円。仮にボーナスを全額貯金しているとしても、結婚や子育てに備えた貯金ができるとは考えにくい数字。私もひとごととして感じることができず、ちょっと心配になってきました。
結婚、子育てなど。これからのライフイベントに備えて貯金の見直しを
東北・北陸の20代~30代のはたらく女性500人の貯金額、いかがでしたでしょうか。この数字を見て、自分の貯金する金額が少なくて焦りを感じた方もいらっしゃるかもしれません。当然のことながら、将来必要となる生活費は家庭ごとに違い、様々で一概にいくら貯金があれば大丈夫と言えるものではありませんが、ある程度まとまった一定の額がないと、いざというときに苦しむことになるのは自分自身。
一度、自分の支出を見なおしてみるのはいかがでしょうか。まず、安易にお金を使っていないのかを把握し、必要な経費かムダな出費かを点検し、必要のない出費は出来る限り減らしていくようにしましょう。私もさっそく家計簿をつけてみようと思います。
一方で、収入を増やすこともシンプルに貯蓄を増やすことに直結しますから、選択肢のひとつとして「転職」も浮かび上がってくるでしょう。
まずは、必要な収入額を割り出し、希望の年収を定めて、企業をリストアップしてみるのもひとつの手です。もちろんご自身のキャリアアップにもつながること、これが重要です。
これを機に、あらためて「貯金」について考えなおしてみてはいかがでしょうか。
□アンケート回答者500名の内訳
東北・北陸在住の20代~30代の働く女性500名にインターネット調査をしました。実査委託先:楽天リサーチ(2015年5月25日)