2020.04.03

実はアクセスの良い山口県の魅力と移住するメリット

「都会に憧れて東京に就職したけど、生活になじめない」「地方に戻りたいけど、もう30代に到達してしまった。今さら移住しても、仕事が見つかるかどうかもわからない」などと悩んでいる人はいませんか。都会の生活に疲れた、地方に住んでいる両親の面倒を見たいなどの理由から、UJIターンをする人は少なくありません。

中国地方だけでなく四国地方などの近辺出身で、地方に戻ろうと思っている人におすすめなのが山口県です。今回は山口県の魅力と移住するメリットを紹介します。

─　このページの目次　─

1 山口県ってどんな場所？
- 1.1 基本情報
- 1.2 食・風土
2 山口県の生活環境
- 2.1 気候
- 2.2 暮らし
3 山口県の子育て・教育環境
- 3.1 子供への教育に理解のある県民性
- 3.2 地域でのびのびとした子育てを支援
4 山口県の移住支援
5 まとめ

山口県ってどんな場所？

まずは山口県の概要を見ていきましょう。

基本情報

山口県は中国地方に位置し、東を広島県と接しています。令和2年時点での総人口は1,351,340人、世帯数は600,421世帯です。

出典：山口県ホームページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a12500/jinko/jinko.html

山口県から四国へのアクセスには、フェリーの利用が便利です。県南東部にある柳井港から愛媛県松山市の三津浜港まで、防予フェリーが就航しています。運行本数が多く、2時間30分ほどで到着してしまうので、気軽に行き来ができます。

食・風土

山口県の食と聞いて多くの人がイメージするのが、魚のふぐではないでしょうか。ふぐは山口県では幸福の象徴ともいわれており、水揚げ高は全国の8割も占めます。値段が高いイメージですが、山口県内にはリーズナブルな価格で食べられるお店もあります。

また、県内で開発されたオリジナルの柑橘「ゆめほっぺ」のほか、長州黒かしわ、のどぐろ、鱧料理などもそろっています。美しい清流が生み出した地酒も豊富なので、美味しい料理とお酒を堪能することができます。

県木はアカマツです。県内のさまざまな箇所に存在し、干ばつでも成長し続けることから根性の木ともいわれています。皇居新宮殿松の間の内装材のほか、岩国市の錦帯橋などでも見ることができるでしょう。

観光スポットも豊富にあり、石灰岩によって自然に作られた国内最大のカルスト台地として有名な秋吉台、桃山風南蛮造りの天守閣の岩国城、日本三名塔のひとつである瑠璃光寺などの観光地が集結しています。

山口県の生活環境

ここでは、山口に移住するにあたって気になる気候や生活環境について紹介します。

気候

山口県は瀬戸内海沿岸地域、内陸山間地域、日本海沿岸地域の3つに分けられます。多少の差はあるものの、3つの地域は共通して温暖な気候です。さらに地震や風水害も少ないため、移住者に取っても住みやすいエリアといえるでしょう。

また、瀬戸内海や日本海、秋吉台国定公園、西中国山地国定公園などの自然豊かな環境下で、多くの動植物が共存しているのも特徴ですね。おしどりの飛来数が日本一ということだけでなく、きれいな水場でしか生きられないとされている、ゲンジボタルの発祥地としても有名です。

暮らし

総務省統計局が発表した「平成30年住宅・土地統計調査」によると、山口県の持ち家率は67.1％でした。全国平均が61.2％なので、平均よりも一戸建てを持つ家庭が多いことがわかります。住みやすさだけでなく、家賃や土地代が安いことからも定住をする人が多いということでしょう。

出典：総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

東西に広く伸びている地形が特徴で、新岩国・徳山・新山口・厚狭・新下関にそれぞれ新幹線の駅があります。大阪・東京方面だけでなく、小倉を経由して博多にもアクセスできるのは便利です。さらに宇部市にある山口宇部空港からは東京行きの国内線が就航しているので、出張や旅行にも不自由ないでしょう。

県民の主な交通手段は車です。平均通勤時間は20分と短く、東京のように長時間満員電車に乗る必要もありません。

山口県の子育て・教育環境

子供のいるファミリー層にとって気になるのが、山口県の子育て・教育環境ではないでしょうか。教育環境や子育て支援の内容をチェックしていきましょう。

子供への教育に理解のある県民性

山口県は幕末時代の寺子屋設置率が全国2位でした。古くから子育てに力を入れている姿はいまも変わりません。学校・家庭・地域が協力して教育を実現させる、コミュニティ・スクールの設置率は現在全国1位です。

出典：
山口県ホームページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/seisaku/kokogasugoi/area.html
文部科学省ホームページ
https://www.mext.go.jp/content/1405722_02.pdf

やまぐちコミュニティ・スクールは、県内にある全ての公立小学校と中学校に導入済みです。平成31年はさらに11校もの県立高校に設置されるなど、教育環境の向上は今後もますます加速していくことでしょう。

地域でのびのびとした子育てを支援

小さな子供を地域でのびのびと育てられるような支援も充実しています。

山口県の県庁所在地で中心地ともなる山口市では、親子で自由に遊べる地域子育て支援センターの利用が可能です。センターは市内各地に設置されています。歌や手遊び、親子体操などを通じてほかの親子ともコミュニケーションが取りやすいだけでなく、個別子育て相談もできるのはうれしいポイントです。さらに一時保育のお試し体験もできるため、安心して子育てができますね。

また、協力保育園では園庭で遊ばせることも可能です。園の敷地内なので、安全面も確保されています。

山口県の移住支援

最後に山口県の移住支援について見ていきましょう。

山口県への移住を考えている人向けに、専用ポータルサイト「住んでみぃね！ぶちええ山口」があります。

移住先チェッカーを使用すれば、自分の状況に合った移住先市町村のシミュレーションが可能です。いくつかの質問に答えるだけなので、簡単に行えます。空き家と空地情報を検索できる空き家バンクや、県内の売買・賃貸の不動産情報先もまとまっているため、住宅探しも苦労しないでしょう。

また、やまぐちYY!ターン（UJIターン）パスポート制度を活用すると、引っ越し代の割引やローン金利優遇、宿泊代割引などのサービスを受けられます。

東京と大阪、山口に移住相談窓口を開設しているので、スタッフと対面で移住相談をすることもおすすめです。近場に住んでいる人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

温暖な気候と美味しいグルメ、充実した教育環境で移住先として人気の高い山口県。新幹線を利用して大阪・東京方面、博多へのアクセスだけでなく、フェリーを利用すれば四国地方へも簡単に行くことができます。

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