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大分県の地域環境と移住がおすすめな理由

近年、地方移住が注目される中で、大分県は「若者が住みたい田舎」として注目を浴びています。

その一方「大分県って一体どんなところなの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大分県に移住を考えている方へ向けて、大分県の基本情報や生活環境を紹介します。

大分県ってどんな場所?

まずは、大分県の基本的な情報についてお伝えしていきましょう。

基本情報

大分県は九州の北東部に位置し、複雑な地形と地質から豊かな自然を育む土地となっています。

県土の約7割が林野となっており、「九州の屋根」と呼ばれる「くじゅう連山」をはじめ、多くの山々が連なる地域です。

令和2年4月1日現在
・県内人口:1,127,361人
・世帯:495,369世帯
参考元:大分県ホームページ

県内は海岸、山岳、内陸性盆地などさまざまな特色があることから、大きくこの4つの区域に分けられています。

・豊後水道沿岸部
・瀬戸内海沿岸部
・内陸山地、台地、盆地部
・西部山岳部

食・風土

大分県は西洋の食文化や粉食文化などが古くから根付く地域で、各地で固有の食が生み出されてきました。

その中でも「団子汁」は、手延べしたひも状の団子を味噌で煮込んである代表的な郷土料理です。旬な野菜を豊富に使用しており、栄養満点なところも人気のポイントでしょう。

漁師が作って船上で食べたと言われる「りゅうきゅう」は、アジやサバなど旬の魚の切り身をタレに漬け込んだもので、漁業が盛んだからこそ生まれた料理といえますね。

食事だけでなくさつまいもを使用した「石垣もち」などの、地粉を使ったお菓子なども豊富に存在します。

農産物としては、カボスや乾しいたけの生産量が全国第一位で、特に、しいたけは原木栽培の環境に恵まれており品質の高さも人気です。

ほかにも、大分県といえば「日本一のおんせん県」と呼ばれるほどの豊富な温泉が印象的でしょう。

その名のとおり、県内ほぼすべての市町村で温泉が湧き出ており、源泉数・湧出量ともに全国第一位に輝いています。温泉の種類は、炭酸泉・砂湯・泥湯など、各地で特色があり地域の人々にも愛され続けています。

そして、温泉地ならではの風土を生かした料理「地獄蒸し」なども、最近ではメディアに紹介され有名になりました。

参考:大分県ホームページ
大分県の日本一
大分県の温泉の現状(概要)

大分県の生活環境

ここからは大分県の気候や暮らしについてお伝えします。

気候

県内は複雑な地形の影響を受け、各地で気象状況が異なります。瀬戸内型(1)、瀬戸内型(2)、南海型、九州山地型の4つの区域に分けて解説していきます。

4つの気候区に分類
・瀬戸内型(1)
主に北側から別府市の海岸を含むエリアです。夏は干ばつが起こりやすく、冬は曇りが多く積雪も見られます。

・瀬戸内型(2)
大分市や臼杵市が含まれ、冬でも比較的天候が安定しやすいエリアです。

・南海型
主に南東のエリアで、降水量が多く特に山岳地域は年に3000mmを超えるほどの雨量があります。夏や台風の時期が大雨になりやすく、冬は晴れが続きやすいです。

・九州山地型
県内の西から北西の内陸部を指します。南海型と同じく降水量が多く、梅雨の時期は特に豪雨に見舞われますが、台風による影響は比較的少なくなるでしょう。冬にも雨が降りやすく、しばしば積雪をともないます。

暮らし

持ち家率は63.6%で全国平均61.2%をやや上回る数値です。

また、空き家率は16.8%あり、全国平均13.6%を超え九州内では鹿児島県に次ぐ結果となっています。空き家をお探しの方は良い物件が見つけやすいかもしれません。

参考元:総務省統計局ホームページ「平成30年住宅・土地統計調査」(都道府県別の主な指標)

大分県の子育て・教育環境

大分県の子育て支援や教育は、どのような取り組みがされているのか見ていきましょう。

地域と連携し子供の健やかな成長を見守る環境づくり

大分県は「子育て満足度日本一」を目標に掲げて、子どもが健やかに生まれ育つ社会を目指しています。

その取り組みのひとつが「おおいた子育て応援パスポート事業」です。

18歳未満の子どもや妊娠中の方がいる家庭が支援を受けられ、協賛しているお店でパスポートを提示するとさまざまな特典を受けることができます。

お子様が生まれた家庭は「おおいた子育てほっとクーポン」の申請が可能です。子ども一人につき1万円分が配布され、保育・育児サービスやインフルエンザの予防接種などに使うことができます。

および、男性の子育てに着目し「おおいたパパクラブ」も開設されました。父親も自信をもって子育てに関われるように、家事や育児に関する講座を行い、パパ同士のつながりも深めることを目的に展開されています。

■市の取り組み
ここからは取り組み内容をより具体的に紹介するため、大分県の県庁所在地である大分市を一例に挙げて紹介していきましょう。

大分市ではすべての子どもがすこやかに育つことを目標に「すくすく大分っ子プラン」を策定しています。

このプランは
・生まれる前から乳幼児期の支援
・子どもの育ちや自立への支援
・配慮を要する子どもへの支援
・社会全体での支援

これら4つの分野に分けて、それぞれでの目標を決めることで支援の充実が図られているのです。県や市をあげて子育てを支援し、住む人々の高い満足度を目指しています。

思考力や判断力も大切にした教育環境

子育て支援に力を注いでいる大分県では、どのような教育環境が整えられているのかご紹介しましょう。

大分県では「新大分スタンダード」という考えに基づき、基本的な知識や技能だけではなく、学びに向かう力や思考力・判断力などの育成を目指しています。この取り組みは有識者や他県から注目されており、高い評価が得られているのです。

また、芯の通った学校組織により高い教育水準を確保し、ワンランク上の授業の実現が図られています。

さらに時代に合わせて「ICT活用教育推進プラン2020」も策定され、ICTを活用した教育も並行して目標に掲げていますので、今後も大分県の教育には高い関心が寄せられるでしょう。

大分県の移住支援

最後に、大分県で行われている代表的な移住支援についてご紹介しましょう。

移住後に要件を満たすことによって、最大100万円の移住支援金が支給されます。

住宅の取得を支援する制度として「移住者居住支援事業補助金」があり、要件によってはこちらも最大100万円の補助金が受け取り可能です。

移住に関しての知識を得るためには大分県の「移住セミナー」に参加すると良いでしょう。また、移住体験やツアーもありますので検討中の方はぜひご活用ください。

まとめ

今回は大分県へ移住する良さをお伝えしてきました。

温泉だけではなく、食文化や山々に囲まれた豊かな自然も魅力的な地域ですね。教育や子育てへの支援も手厚いため、移住後の子育ても安心できそうです。

移住後の大分県での仕事を探す方は、ぜひ「Workin」をご利用ください。地方の求人に特化しており、条件を指定できる「こだわり検索」でご希望の仕事をすぐに探すことができますよ。

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