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島根県の魅力は食や環境だけじゃない。移住がおすすめの理由について

山陰地方に位置する島根県は、冬にはかなりの雪が降るイメージですが、移住先として人気がある場所のひとつです。近年、さまざまな取り組みで全国的に知られるようになった市町村もあり、その人気は徐々に高まってきています。

そこでこの記事では、島根県はどのような特徴のある土地なのか、どのあたりに人をひきつける魅力があるのかをまとめてみました。島根県への移住を検討している方、これから移住先を探そうとしている方などはぜひ、参考にしてみてください。

島根県ってどんな場所?

移住に関する情報を見る前に、まずは島根県の基本情報について確認しておきましょう。

基本情報

島根県は中国地方の北部に位置しており、その北側は日本海に、南側は広島県西側は山口県東側は鳥取県に隣接しています。

県内の人口は、約68万人です。松江市や出雲市を中心とした、出雲大社で有名な東部の出雲地方、世界遺産の石見銀山遺跡がある西部の石見地方、海士町などの日本海に浮かぶ島からなる隠岐地方の3つのエリアに分けられます。

出典:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/nihon/02.html

食・風土

島根の食の名産品としては、20世紀梨やアムスメロン、島根ぶどうなどのフルーツが知られています。畜産業も盛んで、しまね和牛や石見ポークなどが有名です。日本海に面しているため海産物も豊富で、海苔やワカメなどの海藻類、のどぐろや甘鯛など、季節ごとにいろいろな味を楽しむことができます。

ものづくり産業でも様々な製品がつくられています。中でも、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている石見焼や石州和紙、出雲石灯ろう、雲州そろばんは有名です。ほかにも、島根県ふるさと伝統工芸品として、出雲織や奥出雲玉鋼工芸品など、数々の製品が県から指定されています。

島根県の生活環境

島根県に移住した場合、どのような生活環境で暮らすことになるのでしょうか。気候など気になる生活環境の実際についてみていきましょう。

気候

島根県内の気候は、4月から9月の温暖な時期には地域での差はあまり大きくありません。雪が多く降る印象があるかもしれませんが、この時期の日照時間は東京よりも長く、過ごしやすい気候です。

10月から3月の寒い時期になると、日本海からくる気流の影響で、東部を中心に寒さが厳しくなります。降水量は山間部の方が多く、梅雨の時期は前線の影響で集中豪雨に見舞われることがあります。

暮らし

島根県民の持ち家率は70.2%と、全国平均と比べてやや高めの数字となっています。

出典:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

県内には大山隠岐国立公園をはじめとした自然公園が複数あり、豊かな自然環境が魅力です。移住した人の中には、その自然の豊かさにひかれて住むことを決めたという人もいます。

島根県は全国的に犯罪が少ない自治体としても知られており、刑法犯が全国で3番目に少ない県です。島根県民の県民性は「やさしい」「まじめ」と言われることもあって、安心して生活できる治安の良さがあります。

出典:島根県警察
https://www.pref.shimane.lg.jp/police/01_safety_of_life/incident_statistics/hztoukei.html

島根県の子育て・教育環境

家族で移住する方は、子育てや教育環境も気になるところではないでしょうか。将来家族を持ちたいという方にも重要なポイントである子育て支援についてみていきましょう。

子育てに悩む親をサポートする体制が整っている島根県

県の子育て支援の中心は、「COCCOLO(こっころ)」と名付けられた3つの事業です。「しまね子育て応援パスポート事業(こっころパスポート)」は、パスポートを提示することで協賛店舗からサービスを受けられます。

「みんなで子育て応援隊(こっころ隊)育成事業・子育て応援講師(こっころ講師)派遣事業」では、子育て支援を行う民間団体を登録し、その団体から講師派遣を行う際、県が経費の補助をしています。

「しまね子育て応援企業(こっころカンパニー)」は、子育ての両立を支援する企業を認定する事業です。県内300以上の事業者が認定されており、子育てを応援する雰囲気が広がっています。 

そのほか、しまね子育て応援サイト「こことも」で、県内で子育てをする際に役立つ情報を提供しています。

■市の取り組み

県内の各市町村でも、子育て支援は積極的に取り組んでいます。県庁所在地のある松江市では、子育ての際に利用できる行政サービスについてまとめたサイト「ママフレ」を開設しています。

市が策定している「松江市子ども・子育て支援事業計画」は、「みんなで子どもを育む “子育て環境日本一・松江”」が基本理念です。これをもとに、待機児童解消などの教育・保育の充実や、企業や地域が一体となって子育てを支えていく子育て環境の向上などが進められています。

地域連携からなる子供の学力アップサポート

少子化の影響で、県内の生徒数は減少傾向にあります。その中で積極的に進められているのが、「県立高校魅力化ビジョン」です。生徒が「行きたい・行ってよかった」と思えるだけでなく、教員にとっても「働きたい」と思える、地域の人にとっても「活かしたい」と思える学校づくりを目指しています。

この取り組みは、隠岐島前高校の取り組みとして全国的に知られており、日本全国だけでなく海外からも留学希望者や移住希望者が増えているほどです。

また、県としては「しまねの学力育成推進プラン」を策定し、授業の質の向上や学力の育成を図っています。

島根県の移住支援

島根県に移住したいと思ったとき、何か利用できる移住支援策はあるのでしょうか。

移住に関心があるけれど、いきなり引っ越すことにためらいがあるという方に向けて、「お試し暮らし体験施設」が整備されています。施設は県内7つの市町にあり、実際にそこで生活してみることで、それぞれの地域の魅力に触れることが可能です。

仕事の面では、「しまねのUIターン産業体験」という事業が行われています。これは、県内の産業を一定期間体験する人に向けて、必要な経費の一部を補助するというものです。やってみたことがない仕事なので、一度体験してみたいという方におすすめです。

東京圏から移住する人は、「わくわく島根生活実現支援事業」が利用できます。東京23区から移住し、対象となっている法人で就業した方、または起業支援金事業の交付が決定している方には、単身で60万円、世帯で100万円の支援金がもらえる制度です。

これらをはじめとした充実した移住支援が受けられることもあり、島根県には年間約3,900人が移住しています。

出典:総務省 「島根県への UI ターン者数の推移」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000660377.pdf

まとめ

充実した生活環境が魅力の島根県は、仕事探しの支援も行われていますが、移住後に仕事を探すならWorkinを利用してみてください。希望の条件で探せる「こだわり検索」で、自分に合った仕事探しをすることができます。

安心して移住をするためには、事前の情報収集が大切です。今回ご紹介した情報もぜひ参考にして、将来の移住先の検討に役立ててもらえればと思います。

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