
北海道に移住を考えている方へ 暮らしや教育環境を解説
日本にある都道府県の中で、最も広い面積を誇るのが北海道ですよね。広大な敷地内には雄大な自然環境が多く、観光客だけでなく移住者も増えてきています。
これから北海道へ移住を考えている人にとって気になるのが、北海道の暮らしや環境ではないでしょうか。移住前に北海道のことを知っておくことで、スムーズに引っ越すことができるようになりますよ。
今回は北海道の基本情報から食や風土、生活環境、そして子育て世代にとって大切な教育環境について解説します。
北海道ってどんな場所?
北海道はそもそもどのような場所なのでしょうか。まずは北海道の基本情報と、北海道がもつ食文化と風土について見ていきましょう。
基本情報
北海道は日本を構成する主要四島のひとつで、北部に位置する島でもあります。道内人口は平成30年推計で、5,286,000人です。
道内各所には空港があり、東京を始めとする各地方との空路が展開されています。新千歳空港から羽田空港まで、片道1時間30分ほどで行き来が可能です。
道央、道南、道北、オホーツク、十勝、釧路、根室の6エリアに大きく分けられ、同じ北海道でもエリアによって気候や生活環境は異なるのが特徴といえるでしょう。
参考元:総務省統計局「日本の統計2020」
https://www.stat.go.jp/data/nihon/02.html
食・風土
北海道に移住するなら、北海道ならではの食べ物を満喫したいですよね。
まず有名なのがジャガイモです。一度は耳にしたことがあると思われる男爵イモやメークインを始め、たくさんの種類のジャガイモがあります。ジャガイモ好きにはたまりませんね。
またサーモンも有名です。新鮮で脂がたっぷり乗ったサーモンの刺身や、サーモン丼を提供するお店がたくさんあります。
そして忘れてはいけないのがジンギスカンですね。マトンやラムを使用した郷土料理で、北海道で多く食べられています。
石狩・十勝・天塩などの各平野のほかに、名寄盆地や富良野盆地など、道内には数多くの自然が広がっているのが特徴です。観光名所がたくさんあるので、休日の度にさまざまな場所を楽しめるでしょう。
次に北海道の気候や暮らしなどの生活環境を紹介します。
気候
まずは気候です。恐らく多くの人が北海道は寒いと思っているのではないでしょうか。
北海道の年間平均気温は10度。日本で一番低い数値です。そして月平均の最高気温は26.4度・最低気温は-4.6度となっています。
夏場は比較的涼しく、日中の気温が30度を超えるのは数日のみです。熱帯夜もないので、過ごしやすい気候といえるでしょう。対して冬は日中でも気温はマイナスになることが多く、最低気温はマイナス20度近くになることも多いです。特に外出時はしっかりとした防寒対策が必要となります。
またオホーツク地方ではブリザードが発生することもあるため、注意しなければいけません。
暮らし
北海道の持ち家率は56.3%。全国平均の61.2%と比べると、少し低い水準となっています。理由はさまざまですが、冬に必須の雪かきも要因のひとつといえるでしょう。
持ち家では雪かきをしないと最悪の場合、自宅に閉じ込められてしまいます。しかし、アパートやマンションの中にはロードヒーティングが導入されているところがあり、雪かきをする必要がありません。そのため、あえて集合住宅に住んでいる人も多いのですね。
参考元:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf
北海道の子育て・教育環境
すでに子供がいる人、そして将来的に子供を作ろうと思っている人にとって気になるのが、北海道の子育てや教育環境ではないでしょうか。
どのようなものがあるのかをご紹介します。
子育てしやすいサポート制度
まずは子育てのサポート制度です。北海道には北海道で行っているものと、各市町村で行っているものの2タイプがあります。
■県の取り組み
北海道で行っている代表的な子育てサポートが、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)です。保護者が就労などで日中不在となる小学生に対して、サービスを提供しています。
小学校の空き教室や児童館などに通い、遊びや生活の場を提供してくれるのが特徴です。
またファミリー・サポート・センターでは、保護者が病気や急な仕事などが原因で育児ができなくなった場合に、登録している会員同士で助け合うサービスを行っています。
■市の取り組み
北海道の各市町村では、それぞれで独自の取り組みをしています。
県庁所在地でもある札幌市では、18歳未満の子供を児童養護施設や乳児院に短期間預けることができる子供ショートステイや、中学校修了前の子供に対して医療費の一部を助成する制度などがあります。
内容の詳細は、各市区町村のホームページなどを参照してくださいね。
IT化、グローバル化に対応した教育環境
北海道ではIT化やグローバル化に対応した教育環境が整っています。
道内の一部の小学校ではプログラミング教育が導入され、今後さらに対象校が広がっていくことが予想されるでしょう。
また英語の広場として英語力向上を目的に、小学生に話すことや書くことを中心とした英語に親しんでもらう機会も多く設けています。
北海道の移住支援
最後にこれから北海道への移住について相談できる機関や、情報サイトを紹介します。
北海道ふるさと移住定住推進センターでは、北海道での暮らしや仕事のこと、子育てのことなど総合的な相談が可能です。オンライン移住相談窓口もあるので、わざわざ足を運ぶ必要がありません。
北海道で暮らそう!は、北海道移住希望者のための情報サイトです。仕事や住まいの検索のほか、実際に移住した人たちの体験談も載っています。
最後は北海道ふるさとワーキングホリデーです。2週間~1ヶ月など期間を限定して、北海道に住みながら仕事を体験できます。宿泊場所も準備してくれるので、本格的な移住前にお試し感覚で体験できますね。宿泊費は無料のところと実費のところがあるので確認が必要です。
まとめ
広大な敷地面積を誇る北海道は豊かな風土が作り出した食べ物だけでなく、雄大な自然に触れられるのも移住の魅力です。生活するエリアや都市によって生活環境や気候は異なるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
北海道へ移住する際、仕事探しに活用できるのがWorkinです。北海道に密着したさまざまな求人を取り扱っているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。