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【例文あり】Iターン就職の志望動機・メリット・職探しの方法を紹介

故郷へ戻って就職するUターンに対し、故郷ではない地域へ移住・就職することをIターンと呼びます。

地元とは異なる魅力にあふれたIターンですが、縁もゆかりもない地域への移住や就職は、「なぜ、ここに住もうと思ったのか」と周囲に聞かれることがあるでしょう。移住先で仕事探しも行う場合、面接時にも聞かれる可能性が高いです。

ここではIターン就職を検討している方へ、面接時に役立つ志望動機の書き方について、Iターンのメリット・デメリットとともに紹介します。

ステップ1:Iターン就職のメリット・デメリットを知ろう

Iターン就職は多くのメリットがある一方、人によってはデメリットに感じる部分もあります。すべての人が都会の暮らしに馴染めるとは限らないように、地方の暮らしに幸せを感じるとは限りません。

まずは自分にとってIターン就職が本当に良い選択となるか、メリットとデメリットの両方を知ってゆっくりと自問自答しましょう。

この項目では、Iターン就職した方の多くが体験するメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

Iターン就職のメリットは、のどかな地方暮らしです。たとえば以下の点があげられます。

・環境を変えられる
・満員電車に乗らなくて済むため、ストレスが減る
・物価が安い

移住によって新しい街へ引っ越すことは、それまで馴染んでいた環境にストレスを感じていた方を開放してくれます。新しい価値観に出会い、長年気付かずにいた自分自身の新しい一面を知るきっかけとなるでしょう。

車社会が根強い地方では必然的に車通勤となるため、1分1秒の差で電車に乗り遅れる心配がなく、満員電車で神経をすり減らすこともありません。自然の多い地域で暮らせば、澄んだ空気や穏やかな時間の流れが心身のストレスにも良い影響を与えてくれます。

基本的に物価が安く、新鮮で美味しい食材が日常的に手に入ります。土地も安いため広い庭のある住宅を安く建てられることも、大きなメリットのひとつです。

デメリット

Iターン就職で生じるデメリットは、人によって感じ方に差が出やすいものです。移住先に選んだ土地の環境によって大きく左右されます。

代表的なものは、以下のとおりです。

・車の維持費やガソリン代がかかる
・交通費が高くつく
・引っ越しなどの費用がかかる

車で渋滞を気にすることなく出かけられる反面、車の維持費(保険料など)やガソリン代がかかります。車で移動できない子どもの場合、登下校で自転車を利用するか電車やバスなどの公共交通機関を利用することとなりますが、都市部と比べると高くつく傾向があります。

また、移住のための引っ越し代や住居確保のための費用も必要です。ただし、ほとんどの地域で住宅を安く提供したり引っ越し費用を助成したりと、移住をサポートしてくれる制度が用意されています。条件つきですが、活用できれば移住費用を安く抑えられます。

ステップ2:Iターンの就職先を探そう

Iターンのメリットとデメリットを知ったうえで移住を決意したら、次は本格的に移住を進めるために、就職先を探しましょう。中には「移住してからゆっくり探せば良い」と考える方もいますが、必ずしも即座に就職先が見つかるとは限りません。

就職先を探すときは、求人サイトを活用してはいかがでしょうか。ハローワークで求人票を検索する場合と比べると以下のような特徴があり、希望する就職先が見つかりやすいためです。

・写真などで会社の雰囲気が分かりやすい
・採用担当者と直接やり取りできる
・こだわり条件で検索できる

ハローワークで提供される求人情報は文字のみのため、会社の雰囲気がいまいち想像できません。求人サイトであれば写真を掲載している求人が多く、採用担当者とも直接やり取りできるため会社の雰囲気を知ることができます。こまかな疑問も直接気になる会社に質問でき、より自分に合った条件の求人に応募できるでしょう。

求人サイトWorkinなら、地方に密着した求人情報を配信しています。こまかな条件検索で仕事を探せるうえ、ピックアップコーナーなどで新しい業種や職種と出会うチャンスもあります。

ステップ3:Iターン就職の志望動機を作成しよう

就職活動に備えて必要となるもののひとつが、面接時に聞かれるIターン就職の志望動機です。故郷との縁を理由にあげられるUターンと異なり、Iターンは縁もゆかりもない地域へ移住することが多いため、説得力のある説明が求められるでしょう。

最後に、面接時に慌てずに済むよう、事前に用意しておくべきIターン就職の志望動機の作成ポイントについて紹介します。

なぜその土地を選んだのかを明確にする

面接官でなくとも、Iターン就職と聞くと気になる点が「この土地を選んだ理由は何か」です。単純に地方に住みたかったと答えるのは、回答としては不十分な印象を与えます

たとえば以下のように、選んだ明確な理由をあげましょう。

・親戚が住んでいるので訪れたことがあり、県民性や風習に魅力を感じた
・旅行で訪れ、〇〇県の地域性を知っていくうちに働きたいと思うようになった
・この土地の風習について知り、自分も継承していきたいと感じた

Iターン就職者や移住者の多くは、旅行などで現地を訪れたことがあり、県民性や地域の雰囲気を好きになった方です。地元の風習や祭りに感銘を受け、後世に残す活動に参加したいと移住した方もいます。

この土地でなくてはならない、と面接官が感じてくれるような理由をあげましょう。

なぜその会社を選んだのかを伝える

土地の次は、会社を選んだ理由も整理します。Iターン就職に限らず、会社の志望動機は就職活動をしていくうえで聞かれる確率の高いものです。就職を希望する会社について詳細をきちんと調べあげ、前述した土地選びと同様にこの会社でなくてはならない、と思わせる回答を用意してください。

志望動機に盛り込むポイントは、以下のとおりです。

・自分にはどのような経験があるか
・どのような考えをもっているか
・志望する会社のどこに魅力を感じたか
・志望する会社と自分の考えにある共通点は何か

よくある失敗例が、とくに根拠もエピソードも添えずに「理念に共感しました」と答えることです。会社の理念や信条に共感すること自体は問題ありませんが、どこに共感したか、なぜ共感することとなったか根拠を含めて説明しましょう。

自分の経験をどう活かせるのか提案する

Iターン就職や転職では、その人物を採用することで社内に新しい風を吹かせてくれたり、即戦力として活躍したりしてくれることが望まれています。よって前職で積んだ経験のアピールが欠かせません。

・今まで学んできたこと
・(転職が少ない場合)サークル・部活動などの経験
・(正社員未経験の場合)バイトの経験

上記のポイントで、志望先の実務に活かせる知識・経験・スキルを取り上げます。転職回数が少ない方や正社員経験のない方は、学生時代の経験やバイト時のエピソードを交えて回答すると良いでしょう。

具体的なスキルがなくとも、サポート力を認められたりリーダーを任されることが多かったりなど、視野を広げるとアピールポイントは必ず見つかります。

まとめ

Iターン就職を目指す方は、地域選びとともに就職先探しも行う必要があります。資金面に余裕がある場合は移住後にゆっくりと探す方法もありますが、やはり本格的な移住をする前に就職先を探しておくと安心です。

こちらで紹介したように、Iターン就職では面接官に高確率で「なぜこの土地を選んだのか」を問われるでしょう。地方での暮らしに憧れたなど曖昧な理由ではなく、地域性が好きになったなど具体的な内容を答えることがポイントです。

通常の志望動機と同様に、具体的なエピソードを交えるなど説得力のある内容を心がけましょう。

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