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岩手への移住ってどんな感じ?暮らしやすさから県の支援内容までご紹介

東北地方に位置する岩手県は、その豊かな自然環境や住みやすさから、移住先としても人気のある場所のひとつです。広大な面積を誇り、海産物などが豊富にとれることでも全国的に知られています。

これから移住を検討されている方の中には、岩手県を候補先として考えている方もいらっしゃると思います。そこで今回は、岩手県の特徴や暮らしの様子などについてまとめました。移住するなら知っておきたい、自治体の制度などについてもあわせて紹介していますので、これから移住したい、将来的に移住を検討したいという方はぜひ参考にしてみてください。

岩手県ってどんな場所?

まずは、岩手県がどのような場所なのか、気候の特徴や土地の魅力などについて見ていきましょう。

基本情報

岩手県は、人口約125万5千人の自治体です(平成29年度時点)。

出典:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/nihon/02.html

県庁所在地は盛岡市になります。

広大な面積は日本全体の約4%を占め、その広さは北海道に次ぐものとなっています。東京、千葉、神奈川、埼玉の一都四三県を合わせた面積と比べても広いことを考えると、かなりの広さであることが想像できるのではないでしょうか。

県央部、県南部、沿岸部、県北部の4つのエリアに大きく分かれており、連なる山々や太平洋など、それぞれに魅力があります。

食・風土

岩手県といえば、2011年に世界遺産に登録された平泉が有名です。中尊寺金色堂を中心とした建物は仏教の思想に基づいてつくられたもので、歴史的価値が高いものとして評価されています。

有名な伝統工芸品といえば、南部鉄器があげられます。その独特な形をした黒い鉄瓶は、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。南部鉄器は数百年の歴史があり、長く使える調理器具としてその人気は健在です。

食文化の面では、わんこそばやもち料理が全国的に知られています。三陸海岸は世界有数の漁場として有名で、なかでも養殖わかめは全国の生産量の約40%を占めています。

岩手県の生活環境

魅力がたくさんある岩手県ですが、実際に暮らすときに気になるのは生活環境です。その生活環境の特徴について詳しくみていきましょう。

気候

東北地方に位置することで、岩手県は寒く雪が降るというイメージを持っている方も多いのではないかと思います。実は、広い面積を持つ岩手県では、地域によって気候がかなり違います。

内陸部は日本海側気候で、冬は雪が多く、夏は暑くなることが特徴です。沿岸部は夏に雨が多く、冬は乾いた晴れの日が増えますが、北部はより寒くなる傾向にあります。

暮らし

岩手県は、県庁所在地であり、県の中心地である盛岡市であれば、移動は非常に便利です。市内や県内を走る在来線や各路線バスのほか、新幹線も通っていますので、他県へもスムーズに移動できます。

冬の寒さが厳しくなる岩手県では、住居がその寒さに十分耐えられるかどうかがポイントとなります。物件選びを誤ると、夏は快適に感じて引越しをしたものの、冬になると寒さ対策が不十分で大変だったということにもなりかねません。移住を見越して物件探しをするのであれば、冬にもチェックしておくようにしましょう。

岩手県の持ち家住宅率は、約70%です。

出典:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

このことから、多くの人が賃貸ではなく住居を購入していることがわかります。待機児童が0人であることも、若い世代にとっては魅力的なポイントです(2017年4月時点)。

岩手県の子育て・教育環境

では次に、これから結婚や出産も考えているという世代にとっては気になる、子育てや教育面について見ていきましょう。

子育てにやさしい環境づくりに積極的

岩手県は、県でも各市町村でも、子育て世代にやさしい環境づくりに積極的に取り組んでいます。

県においては、「子育てするなら岩手県」を目指したさまざまな施策が図られています。仕事と子育てが両立しやすいように、保育施設の充実や保育士の確保に取り組んだり、民間企業や店舗とも連携した事業を行ったりと、地域全体で子育てを応援する雰囲気がつくられています。

県内の市町村では、盛岡市を例にあげると、企業や店舗からさまざまなサービスを受けられる「もりおか子育て応援パスポート」を発行したり、子どもや保護者の支援に使われる「盛岡市子ども未来基金」が設置されたりしています。

子どもを中心に個人や団体が交流できる場として、「もりおか子育て応援プラザma*mall(マ・モール)」も設置されています。施設内には母親が子どもと離れて休むことができるリラックスルームが整備されていて、育児中の方の強い味方となる存在です。

学力だけでなくスポーツや芸術文化への参加に積極的

岩手県では、学力の向上だけでなく、スポーツや芸術文化といった分野にも積極的に参加を促そうとしています。

各学校で行われる部活動については、教育活動の一環というスタンスを貫き、順位だけを追わない健全な運営が行われています。生徒の心身の負担にならないような配慮もされており、各生徒が積極的に参加しやすい環境づくりが進められていることが特徴です。

学習面においては、タブレットやパソコンなどのICT機器を各生徒が使えるように整備が進められています。これによって、学校における個人の学習環境をより良いものにし、各生徒の習熟度や障害の有無にも対応しやすくなるとされています。また、遠隔での研修ができるようになったり、家庭との連携もしやすくなったりといった効果も期待できます。

落ち着いた生活環境の中、充実した学習環境も得られることは、子育て世代にとって非常に魅力的であると言えそうです。

岩手県の移住支援

県をあげて移住支援を進めている岩手県では、移住希望者にとって魅力的な施策が複数行われています。

なかでも注目されているのが、岩手県移住支援事業です。この事業は、東京圏から専用のマッチングサイトにある求人に応募して就職・移住した方に、最大100万円の支援金が支給されるというもの。移住に際しては、引越しなど金銭的な負担が大きくなってしまうので、この事業は大きなサポートになるのではないでしょうか。

また、移住する前にその土地を実際に見てみたい、暮らしを体験してみたいという方に向けて、「いわて定住・交流体験ツアー」も開催されています。地域別に複数のツアーが開催されていますので、興味のある方はぜひ情報をチェックしてみてください。

そのほか、移住促進や移住者のサポートなどを行っている団体に対して、移住促進事業費補助金も支給しています。このように、岩手県は移住者を歓迎する支援策が充実しており、その土地を知らない人にとって移住しやすい場所であると言えそうです。

まとめ

ここ数年で、地方へ移住することは珍しくなくなりました。その生活環境やアクセスの良さなどと考えると、岩手県は選択肢として選びやすい土地であると言えるのではないでしょうか。

ただし、これまで生活してきた場所によっては、雪の多さなどなかなか慣れない環境もあると思います。今回ご紹介した情報も参考にしながら、実際に移住する前に、ぜひ現地での情報収集もしてみてください。

また、岩手県での就職を検討している方は、弊社の求人サイト「Workin」をぜひご活用ください。

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