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山形市に移住する際に知っておきたい情報や魅力をご紹介

山形県の場所は知っていても、山形市で暮らすとなれば、どのような街なのかイメージしづらいかもしれません。けれども、県庁所在地であり中核都市でもあるので、都心から移住しても不自由なく生活できるでしょう。そんな山形市の情報や魅力を紹介します。

山形市ってどんな場所?

まずは山形市の場所や特徴について知っておきましょう。

基本情報

山形県は、大きく分けて海沿いの庄内、内陸北部の最上、内陸中央の村山、内陸南部の置賜(おきたま)と4つの地域に分かれています。山形市が存在するのは村山地域です。東側の隣町は宮城県の仙台市や川崎町で、JR仙山線や山形自動車道で行き来できるようになっています。

人口は、山形市が公表している令和2年5月1日時点の推定値で248,302人です。世帯数は103,786となります。

出典:山形市ホームページ「推計人口」
https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/kakuka/kikaku/kikaku/sogo/gazoufile/toukei/suikei/pf0501151437/a5j78e.pdf

山形市は、現在の宮城県と秋田県を結ぶ「出羽路」の宿場町から発展し、商業で栄えた街です。今でもさくらんぼやラ・フランスといった果物の産地として有名ですが、工業でも市内に8つの団地があり、ひとつの街で部品から完成品まで作れる体制が整っています。

食・風土

 

食では古くから「そば」が親しまれており、江戸時代から続く老舗も数多く存在します。ほかにも、新たな名物として注目されているのが「冷しラーメン」です。冷やし中華とは異なり、普通のラーメンをスープごと冷えた状態で食べます。

観光では、スキーや温泉で有名な蔵王が市内にあり、将棋の駒の産地である天童市は隣町です。また、松尾芭蕉の「奥の細道」に登場する立石寺が市内東部の山中にあり、「山寺芭蕉記念館」では奥の細道にまつわる資料が展示されています。

祭りでは、毎年8月上旬に行われる「山形花笠まつり」が有名です。菅笠(すげがさ)に紙製の紅花をあしらい、踊りながら街中を練り歩きます。仙台七夕や青森ねぶた、秋田竿燈と並ぶ東北四大祭りのひとつです。

山形市の生活環境

続いては山形市の生活環境を見てみましょう。

気候

山形市は周囲が高い山々に囲まれている盆地です。そのため、夏はフェーン現象により30℃を超えるのも珍しくありません。1933年(昭和8年)7月25日には40.8℃を記録しました。ただし、夜になると気温は下がり、熱帯夜(25℃以上)になるのは稀です。この寒暖の差が、果物の栽培に適しています。

一方、冬になるとこれらの山々が雪雲を阻むため、豪雪地帯が多い山形県の中でも比較的少雪です。気温もマイナス5℃を下回るのは珍しく、過ごしやすいといえるでしょう。

自然災害も山形県の中では比較的少ない地域です。2011年(平成23年)に発生した東日本大震災でも、被害が小さかったため、他県から大勢の被災者を受け入れました。

暮らし

山形市で暮らすとなれば、車は必須でしょう。実際に、国土交通省が2018年(平成30年)に調べたところによると、山形県での一世帯あたりの普及台数は2.25台と、福井県次いで全国2位です。

出典:国土交通省「平成30年度末の自動車普及状況について」
https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/yg/touroku/yg110-d30.pdf

バスやJRは運行されていますが、多くの商業施設や工業団地が市の中心部ではなく郊外に点在しているので、車がないと暮らしづらいかもしれません。車があれば、近隣の街や観光地へ行くのも便利です。

都心部へアクセスするには、山形新幹線を利用すれば約2時間30分で到着します。また、北部の東根市にある山形空港からは都心部だけでなく、大阪や名古屋、新千歳(札幌)へのアクセスが可能です。ほかにも高速バスが運行されており、他都市への移動には不自由しないでしょう。

山形市が、ほかの街と比べて特に力を入れているのが医療体制です。山形大学の医学部と包括連携協定を結んで「健康医療先進都市」を目指しており、市内には総合病院が複数あるため、都心部まで出向かなくても充実した医療や介護が受けられます。食の産地ならではの健康的な食生活が送れるのも強みです。

防犯面では、犯罪を抑止するために青色回転灯を装備した「青色防犯パトロール車」が市内を巡回しています。山形県警察本部の調べによると、2019年(令和元年)の犯罪率は0.38%で、県庁所在地としてはかなり低い部類です。

出典:山形県ホームページ「山形県の刑法犯認知・検挙状況(確定値)」
https://www.pref.yamagata.jp/ou/keisatsu/800054/toukei/H31HP.pdf

山形市の子育て・教育環境

家族で移住するとなれば、子育てや教育の環境が気になるでしょう。どのような支援が行われているのか紹介します。

子育て支援が充実

総務省による2017年(平成29年)の「就業構造基本調査」によると、山形県は夫婦共働き世帯の割合が57.9%と、福井県に次ぐ第2位です。そのため、子育てに関する支援が充実しています。

出典:総務省統計局「平成 29 年就業構造基本調査 結果の概要」
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2017/pdf/kgaiyou.pdf

たとえば、幼稚園と保育園の機能を併せもつ「認定こども園」の普及に力を入れており、保護者の就業の有無にかかわらず、0歳から割安で受け入れるなどです。ほかにも地域ごとに「子育て支援センター」を設けて、遊び場や相談窓口を提供しています。

小学校に入学した後は、放課後も児童館や児童クラブで受け入れてくれるので、遅くまで安心して働けるでしょう。

小・中・高・大の教育環境

山形市は教育環境も充実しており、市内に小学校から大学まで揃っています。山形市で暮らしながら、高等な教育が受けられるわけです。特に大学は国立の山形大学をはじめ、東北芸術工科大学、山形県立産業技術短期大学校、東北文教大学、東北文教大学短期大学部、山形県立保健医療大学があります。

また、産学官の連携も進んでおり、卒業後の就職先にも困らないでしょう。

山形市の移住支援

山形市では人口増加を目指して、他地域からの移住を支援しています。市役所の企画調整課で受け付けているほか、別に移住相談窓口を設けているので、気軽に相談できるでしょう。

具体的な支援策としては、「空き家バンク」に登録された空き家を移住希望者に紹介したり、求人サイトを開設して就職のための情報発信をしたりするなどです。就農や創業を応援するプランもあります。

今後は一定期間お試しで生活できる「トライアルステイ」も始まる予定です。特に都心部からの移住を考えている場合は、冬の生活を体験しておいたほうが良いでしょう。

まとめ

山形市は産業が発達しており、都心からのアクセスも便利です。教育体制も整っているので、家族の移住先としても適しているでしょう。

Workinでは、山形市の求人情報も多数公開しています。エリアや職種、雇用形態だけでなく、こだわり条件でも探せるのが便利です。ぜひ、移住後の就職先探しにお役立てください。

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