地方で仕事をする際にあると有利な資格と業界とは
みなさんは仕事に対して何が重要と考えていますか。近年では、自分の自由な時間を重要視し、ワークライフバランスという言葉もよく耳にするようになりました。
仕事に追われない生活を求めて、地方で働きたいと考えている方も増えているようです。そこで今回の記事は、地方ではどのような仕事があり、どのような資格があれば就職に役立つかをまとめてご紹介していきます。
地方で需要の高い仕事
まずは、都心と比べて地方で特に必要とされやすい仕事をご紹介します。
介護関連
日本は全国的に高齢化が進んでいますが、特に地方では高齢化が深刻な場合が多いです。そのため、介護関連は需要の高い仕事といえるでしょう。
実際に地方の介護施設の数も多く、健康維持や介護予防に対する関心も高いです。医療費や社会保障費を抑えるための公的な仕事も増えています。
一般的なイメージのあるヘルパーなどの介護職だけでなく、運動系のインストラクターやリラクゼーション技術など、幅広い仕事が介護事業の一環として注目されているようです。
医療関係
介護関連と同じく、医療関係も高齢化の影響を受けている需要の高い仕事といえるでしょう。介護関連の資格がそのまま医療機関でも活かされる場合が多く、介護と関係の深い仕事といえます。
医師だけでなく、看護師や薬剤師など関連の職種に需要があり、ドラッグストアなどの医薬品販売も需要があるようです。
観光関連
地方といえば、数々の魅力的な観光地を思い浮かべる方も多いと思います。その観光地での仕事も地方ならではといえるでしょう。
旅行業者、ホテルスタッフ、飲食店などさまざまな分野で必要とされる仕事です。
インバウンドで観光に力を入れている地方も多く、特に外国人向けの観光サービスの需要が高まっています。
地方で働くのに役立つ資格
ここからは、資格の中でも地方で働くときに役立つものをいくつかご紹介していきます。
介護福祉士やヘルパー
先ほどもお伝えしたように、介護関連の仕事はとても高い需要があります。したがって、介護に関する資格があると地方での就職に非常に役立つでしょう。
特に国家資格の介護福祉士を持っていると、職場での立場や待遇なども変わってくる場合が多いようです。
取得のためには、誰でも受けることが可能な介護職員初任者研修などを受ける必要があります。この研修を受けるだけでも介護職として行える範囲が広がりますが、さらに実務経験を3年以上積むことで介護福祉士の受験資格を得ることが可能です。
調理師
調理師は一般的な飲食店だけでなく、食事を提供している高齢者向けの施設や病院の院内食を作る仕事に活かすことができます。
そのため、地方での需要が高い介護関連や医療関係、さらには観光関連など幅広い仕事で活躍することができるでしょう。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
こちらはいずれもリハビリテーション分野で必要な国家資格です。
それぞれの違いとして、理学療法士は歩く、座るなどの身体機能に対するリハビリテーションをメインに行います。作業療法士は社会復帰のための応用動作や心のリハビリテーションも行い、言語聴覚士は、会話や食事に関するリハビリテーションを行う職業です。
病院や高齢者施設などで仕事をすることができます。
医師、薬剤師、看護師
地方で需要の高い医療に関する仕事で、とてもニーズがある職業といえるでしょうが、どれも国家資格で取得するのは容易ではありません。
しかし全国的にどこの地方でもニーズがあるため、資格を取得することができれば仕事を獲得しやすくなります。
観光関連の資格
観光ツアーの企画に関連する旅行業務取扱管理者、地域旅行を扱う第三種旅行業を持っていると便利です。
インバウンド需要も高まっているので、全国通訳案内士、旅行地理検定、英語関連やそのほか外国語関連の資格などを持っていると役立ちます。
■旅行業務取扱管理者(国家資格)
旅行会社や代理店の営業所ごとに1人以上選定する必要があり、管理や監督業務を行うことが義務です。
国内・海外旅行を取り扱う総合旅行業務取扱管理者と、国内旅行のみの国内旅行業務取扱管理者の2種類に分かれています。
■第三種旅行業
地域の観光協会や民間企業などが行う地域限定の旅行しか扱うことができない旅行業です。
地域限定ではありますが、地方の良さを活かした企画をたてることができ、より地域に密着した旅行にすることができる強みがあります。
■全国通訳案内士(国家資格)
外国人に付き添いながら旅行に関する案内をする職業です。そのため、歴史や文化などの幅広い知識も同時に必要となります。
都道府県登録資格で、働く地域を限定した地域通訳案内士もありますので、地方限定で活躍したい方はこちらでも良いでしょう。
■旅行地理検定
民間の検定ですが、国家資格である旅行業務取扱管理者試験の主要項目のひとつにも関わり、通訳案内士の日本地理対策など幅広く活躍する検定試験です。
国内・海外それぞれで1級~4級まであり、1級以外はインターネットで受験することができます。旅行会社への就職を目指す際にも役立つ資格でしょう。
そのほかの資格
■農業について
農林水産省によると、東北、四国、九州などの地方では、農水産業と食品製造業の経済全体に占める割合が高くなっているといわれています。
地域産業で農業は経済を支えているといえるでしょう。無資格でも農業は行えますが、実は多くの資格が存在しており、本格的に農業に取り組むなら資格取得も考える必要があります。
・大型特殊自動車運転免許(農耕車限定)
・日本農業検定
・日本農業技術検定
・毒劇物取扱責任者
・農薬管理指導士 など
上記以外にも多くの資格がありますが、野菜ソムリエも野菜の目利きや料理などの専門知識を学ぶためには良いでしょう。
■教員について
地方によっては教員不足になっているところもあり、教員免許も活かすことができます。
文部科学省が平成29年度始業日時点における教員確保状況を北海道、茨城県、福岡県、大分県など11都道府県・指定都市にアンケート調査した結果、特に小学校での教員不足が顕著に現れました。
出典:平成30年8月2日 文部科学省初等教育局
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/08/08/1407922_10.pdf
また、地方での教員採用試験の倍率も低い傾向にあり、文部科学省『平成28年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について』によると山口県と高知県が2.2倍だったことが分かっています。
自動車運転免許
地方で生活する場合、公共交通機関が充分でないことが多くあるため、自動車運転免許を持っておいた方が便利でしょう。
生活場面だけでなく、仕事としても運転する機会が増える可能性があります。
このように、さまざまな資格が地方で活かせる場合があります。気になる地方で資格を活かした就職先を探すなら、ぜひ『Workin』をご活用ください。
まとめ
今回は地方で就職するときに役立つ資格や需要の高い業種についてお伝えしてきました。
高齢化の影響が強い地方では、介護、医療のニーズがとても高いことがお分かりいただけたと思います。それに合わせた資格を持っていると、どこの地域でも仕事が探しやすくなるでしょう。
また、インバウンド需要も高く、外国人向けの観光事業に携わる方はますますニーズが高まっていきそうですね。
地方で活かせそうなスキルや資格をお持ちの方は、一度お仕事を探してみてはいかがでしょうか。
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