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都会生まれの人が地方へ転職!Iターン就職とは
地方から東京に上京をして、就職している人は少なくないでしょう。首都圏は、仕事が豊富で、かつ条件の良い求人が揃っています。
しかし自然やアウトドアが好きな人、または田舎暮らしや地元での生活に憧れる人にとっては、物足りない部分があることも否めません。
近年、地方で就職をするIターンが注目を浴びています。今回は、Iターンのメリット・デメリットを挙げながら、地方で就職に成功するポイントをお伝えします。
─ このページの目次 ─
Iターン就職とは
ここ数年でIターン就職という言葉が、インターネットやメディアで使われるようになってきました。そもそもIターン就職とは、どのような意味なのでしょうか。
シンプルな表現をすれば、都市部から出身地とは異なる地方へ就職することです。例えば、東京や横浜、大阪で働いている人が、北陸や東北、四国、中国地方へと職場を変えます。
出身地にUターンをして就職することではありません。都市部で生まれ育ち、かつ働いている人が、出身地ではない地方に就職をすることをIターン就職といいます。
その就職先の多くが、山や川、海など自然に囲まれた地域です。都会では高層ビルに囲まれて、人口が密集しています。常にストレスがたまりやすい場所に身を置いているため、そのような環境から解放されたくて、地方での仕事を選ぶ人も多いです。
新しい職場に就くということは、居住する場所も移すということを意味します。Iターンは、ただ就職先を地方に移すだけではなく、暮らし、そして人生をその地方で送りたい人が選ぶ働き方です。
仕事は生活の一部です。どのような生活をしたいのか、人生を送りたいのかを考えたとき、Iターン就職は理想を実現してくれる手段のひとつとなります。
働き方や暮らし方が多様化する現代社会で、地方に憧れて転職する人は、これからも増えるでしょう。Iターンをすべきかどうか考えるために、そのメリット・デメリットについて説明します。
Iターンのメリット・デメリット
地方での生活が送れるIターンには、魅力が詰まっています。
しかし、良いことばかりではありません。人によっては、デメリットと感じる部分もあります。Iターン就職のメリット・デメリットをそれぞれ3つずつ紹介します。
メリット
(1)自然豊かな環境で暮らせる
地方は都市部に比べると、美しい自然に囲まれています。旅行や登山、ツーリングで訪れて、自然の豊かさに心を打たれ、記憶に刻まれている風景があるのではないでしょうか。
自然での遊びが趣味の人には恰好の場所です。釣りやキャンプ、BBQ、自然観察、ツーリング、ハイキングといった好きなことに没頭することができます。
(2)生活コストを削減できる
地方では支出を抑えることができます。もっとも大きなコストを挙げれば、居住費です。賃貸・分譲どちらでも、都市部よりも相場が下がります。今まで負担になっていた毎月の支出額を抑えられるので、その分、趣味などに費やすことができるでしょう。
また居住費はそのままにして、今までよりも理想的な物件に住むこともひとつの方法です。広さやデザインなど、都市部では手の届かなかったような条件でも、契約することができるでしょう。
また物価が全体的に安いことも地方の特徴です。例えば、地元で収穫された野菜や海の幸が、新鮮なままで安く入手できます。地方の食材は、直売所や道の駅などで、都会のスーパーマーケットや百貨店で販売されているよりもリーズナブルな価格で販売されています。
これだけではありません。生活全般にかかるコストを、地方では削減可能です。安く、かつストレスフリーな生活を送りたい人にとっては、適しているでしょう。
(3)ワークライフバランスがとりやすい
仕事と生活のバランスをとりたい人にとっては、重要なポイントです。子育てや介護、趣味など、Iターン就職では自分の時間を大切にしやすくなります。
企業にもよりますが、残業や休日など都市部に比べると落ち着いており、自分のプライベートのスケジュールを立てやすくなるからです。
子育てを例に挙げて考えてみましょう。子供の成長は一瞬です。しかし都市部で働いている方の中には、毎晩、深夜に帰宅をして、休日も子供と一緒に過ごせない生活が続いている人も少なくありません。
子供と過ごす時間は限られているので、子育てに注力をするためにも、プライベートの時間を確保しやすい地方での就職に魅力を感じる方もいるでしょう。そういった方に、Iターン就職は有益なのです。
もちろん、子育てに限ったことではありません。時間に余裕があれば、なにをやってみたいでしょうか。今までは仕事中心だった1日が、Iターン就職をすることで、その過ごし方を変えることができるでしょう。
デメリット
(1)地方の生活や慣習に慣れないといけない
今までとは勝手の違う環境に身を置くことになります。場所によっては、公共交通機関や買い物など、不便な土地もあるでしょう。
またプライベートを重視する都会に比べて、コミュニティを大切にする地域が多いので、近隣住民との関係を育む必要があります。
(2)仕事の選択肢が限られている場合がある
都市部には、名立たる大企業の本社が集まっています。さまざまなビジネスが展開されており、多数の人材が募集されています。
一方で地方になると、事業所数は目減りします。人手不足の会社もありますが、求人数は決して多くありません。業界・職種において、求人の選択肢が限られています。
(3)都会に比べると情報が少ない
都会は、最新情報を入手しやすい環境です。日本・世界中から人やモノが集まっているので、情報が豊富にあります。
地方では、トレンド情報の入手が遅れやすくなります。しかしインターネットが普及した現代社会では、以前よりも不便さは軽減されているでしょう。
Iターン就職を成功させるには?
Iターン就職のメリット・デメリットを挙げました。デメリットが気にならない、もしくは対策できそうな人にとってはおすすめです。
ここではIターン就職を成功させるためのポイントをお伝えします。
住みたい土地についてよく知る
まずは住みたい土地の特徴や、周辺の施設について詳しく調べましょう。ただ調べるだけではなく、本当に日常生活ができるのか、仕事とうまく両立できるのか考えながら、情報を入手します。
市町村によっては、移住体験もできます。積極的に参加をして、その土地や住民の雰囲気を肌で感じることで、より現実的に考えやすくなります。
どんなキャリアを築くか明確にする
Iターン就職で重要なのは、キャリアプランです。地方で転職活動をする場合、求人が少ないこともあるので、どういったキャリアを歩みたいのか、どのような条件で仕事をしたいのか設計しておく必要があります。
キャリアプランが明確になれば、積極的に行動をしましょう。キャリアについて考えるため、Iターンに関する就職セミナーに参加してみるのも手段です。
求人情報サイトも活用できます。Workin では、東北、北陸地方に特化した求人を多く扱っています。Iターン就職を検討している人にも活用いただけるよう設計したサイトです。
まとめ
Iターン就職について、メリット・デメリットと成功させるポイントを説明しました。都会暮らしの現状を変えたい人には、望ましい就職の仕方です。
地方での暮らしは不便なこともありますが、自分らしいライフスタイルを送ることができます。キャリアプランや事前調査をしながら、Iターン就職に強いサイトWorkinで、希望条件に合う求人を探してみましょう。
新しい仕事とともに、新しい人生が始まっていきます。