2020.09.17

30代でIターン転職を成功させるには　メリット・デメリットを知ろう

Iターン転職とは、都市部の出身の方がそのまま都市部へ就職したのち、地方へ移住して働くことをいいます。

30代でもIターン転職を検討する人が多くいるようですが、どのような利点があるのでしょうか。

今回はそんなIターン転職を30代でするメリットとデメリットについて解説し、成功させるポイントもあわせてご紹介します。

─　このページの目次　─

1 30代でIターン転職するメリット・デメリット
- 1.1 30代でIターン転職をするメリットは？
- 1.2 30代でIターン転職をするデメリットは？
2 30代がiターン転職を成功するためのポイント
3 30代でIターン転職をするのに仕事を探す方法
4 まとめ

30代でIターン転職するメリット・デメリット

Iターン転職を、30代というタイミングで行うことのメリットとデメリットについて解説します。

30代でIターン転職をするメリットは？

■子育て世代は養育費が抑えられる
首都圏は進学のために、学習塾を利用したり、私立の学校を選択したりする傾向にあり、養育費が高額になる場合があります。

地方では高校まで公立高校に通うケースが多いため、都市部とは必要な費用に差があるでしょう。比較すると物価も安く、生活に必要な出費も減りやすいため全般的に養育費を抑えられます。

■ゆとりある職場で業務にあたれる
30代になると任される仕事が増え、中には役職に就くこともあるため、時間に追われることが多くなるでしょう。

地方の企業は、都心と比べると時間的にゆとりのある仕事が多いため、Iターン転職によって家族や子育ての時間を増やせるというメリットがあるのです。

■満員電車などの通勤ストレスの解消
体力的にも余裕があり、がむしゃらに働いていた20代のころと比べると、30代では少しずつ体力が落ちてくる方も多いです。

さらに責任のある仕事も増え、ストレスの多い環境でもあるため、満員電車など通勤でも疲労を感じやすくなるでしょう。

そのような環境とは違い、自然やゆとりのある地方では通勤時だけではなく、日々のストレスも軽減されやすいのです。

時間や精神的な余裕が生まれるというのは大きなメリットでしょう。

30代でIターン転職をするデメリットは？

地方の利点というのは、人によってはデメリットに感じる部分でもあります。自分の場合はどうなのかを、事前にしっかりと確認しておきましょう。

■希望の職種や求人が少ない
地域によっては希望する職種の需要や求人数が少ない場合があります。

これは首都圏と比べると参入企業が少なくなるためですが、逆に地方独自の仕事なども存在するでしょう。

移住先で自分が就きたい仕事や求人情報の確認をしておくと、このデメリットも解消しやすくなります。

■アミューズメント施設が少ない
アミューズメント施設も少なくなる傾向があります。

商業施設やレストラン、アパレルショップなどを日常的に利用している方や、新しいもの好きな人には物足りなさを感じるかもしれません。

都市部へのアクセスが良い地方を選ぶことで、休日を利用して気軽に遊びに行くことも可能となりますので、自分の希望に合う地域を見つけることでデメリットにも感じにくくなるでしょう。

■人付き合いに苦労する
地域によっては、行事や付き合いが多く必要とされる場合があり、プライベートな時間を地域との交流に費やさなければならないケースがあります。

元々、人と交流することや会合などが好きな方にとっては苦にならないでしょうが、人付き合いが苦手で溶け込めなさそうな人は下調べの必要があるでしょう。

30代がiターン転職を成功するためのポイント

Iターン転職を成功するためにはいくつかポイントがありますのでご紹介します。

キャリアの振り返り

30代で転職をする際は、それまでに多くの経験と実績を積んでおくと、積み上げてきたキャリアが強みになります。

20代で培った経験からの即戦力を求められることが多いため、事前にキャリアを振り返って整理し、自分の強みをしっかり把握しておきましょう。

30代後半ではマネジメント能力も期待されるため、そのような経験のある方は転職も成功しやすくなります。　

Iターン先地域の産業のリサーチ

知らない土地へ行くため、<地域の企業についての無知がハンデとなる場合もあります。移住先の産業について調べておくと、転職計画がうまくいきやすいでしょう。

地方では高い専門性と同時に幅広い対応力も求められるため、企業が求めている人材を把握することで対策もしやすくなります。

Iターン先の地方自治体の支援

地方自治体ではさまざまな支援があるので調べておくと良いでしょう。

支援内容としては
・移住体験ツアー
・地域おこし協力隊の募集
・空き家バンク
・移住パスポート（移住者への割引など）
・郷土料理作り体験
・移住相談やセミナー　など

移住先を深く知るための貴重な体験や、受けられる特典など地域によって支援内容が違います。

これらの情報は移住ポータルサイトから見ることができますので、検討していたり、新たに気になっていたりする移住先はぜひ確認しておいてください。

30代でIターン転職をするのに仕事を探す方法

条件の良い企業や自分の希望に合う仕事を見つけるためには、事前の情報収集が大切です。仕事を探す方法についても確認しておきましょう。

ハローワーク

地方の求人も多く、インターネットでも多くの情報を確認できます。

しかし、企業によって待遇はさまざまですので慎重に選ぶべきです。また、情報としては最低限の内容になるため、会社の雰囲気などを把握することは難しいでしょう。

転職エージェント

希望に合う求人の紹介や面接日程の調整など、サポート体制が充実しているところが多くあります。それらを無料で利用できるところも魅力的です。

しかし、アドバイザーを介したサービスになるため、気軽にさまざまな求人情報を見ることができません。また応募まで日数がかかることもあるため、就職までにある程度の時間を要する場合があります。

リファラル採用

希望する会社にいる知人・友人から推薦や紹介をしてもらう方法です。リアルな情報が多く得られ、従業員からの推薦だと採用側としても比較的安心して雇用することができます。

近年増えている方法ですが、地方に知り合いが少ないIターン転職では厳しいでしょう。

求人サイト

自分のペースで転職活動をすることができ、写真などで会社の雰囲気もわかります。また、採用担当者とのやり取りが直接できるため、スムーズに話を進めることが可能です。

Workinは、地方の求人に特化している求人サイトのため、Iターン転職にはピッタリです。こだわり検索の機能では、条件を設定することで自分に合った仕事探しが楽にできます。ぜひご利用ください。

まとめ

今回はIターン転職を30代で行うことについてお伝えしてきました。

養育費が抑えられ、ゆとりのある仕事と私生活ができるというのはとても魅力的ですね。

しかし、地域との相性によってはデメリットに感じる人もいるため、しっかりとリサーチと転職先の検討をする必要があります。

仕事探しで迷っている方は、豊富な情報が得られるWorkinをぜひご利用ください。

30代でIターン転職を成功させるには メリット・デメリットを知ろう