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バイトをすぐ辞めることは可能?円満に辞めるための注意点

「バイトを始めたけど思っていた内容と違う」「職場の雰囲気が合わない」などの理由で、今すぐ辞めたいと思うこともあるでしょう。そのようなときに、すぐにバイトを辞めることはできるのでしょうか。

今回はバイトを辞めたいと思ったときにすぐ辞められるのか、辞める意思をどう伝えれば良いのかといったことを、退職理由の例文とあわせてご紹介します。

バイトをすぐに辞めることは可能!

バイトを辞めたいと思っても、「思い立ったときにすぐに辞めるわけにはいかないだろう」と思う人も多いでしょう。実は結論からいえば、バイトをすぐに辞めることは可能です。

合意さえ取れれば即日退職が可能

「すぐに辞められる」といっても、「即日退職はできないだろう」と思うかもしれません。しかし、基本的には雇用主と自分、それぞれが同意すれば即日退職できます。

日本には労働者を守るための労働基準法や民法の契約自由の原則(契約の締結や契約先などを自由意思で決められること)がありますが、これはバイトにも適用されるものです。そのため、当事者同士が合意すれば即日でもバイトは辞められます。

ただし、バイト先と雇用契約書を締結していて、その中で契約期間や退職までの日数が指定されている場合はそのルールを守るのが基本です。「バイトを辞めたい」と思ったら、まずは雇用契約書を確認し、雇用主に相談しましょう。

法律では2週間後に退職が可能

法律上では、退職の意思を伝えてから2週間後に退職可能と定められています。しかし、一般的には1ヶ月ほど前に伝えるのがマナーです。雇用契約書で「退職する場合は1ヶ月以上前に伝えること」などと規定されていることもあるでしょう。

ただし、雇用契約書で退職のルールが定められていても、やむをえない事情がある場合にはすぐに契約解除できると民法628条で規定されています。

また、労働基準法137条では、契約初日から1年以上経過すればいつでも退職可能と定められています。

直接じゃないとだめ?給料は?退職理由の例文アリ

双方同意があれば即日退職可能といっても、辞めることを伝えるのは勇気がいるものです。できれば電話で終わらせたいという人もいるのではないでしょうか。

どのような理由ならスムーズに辞められるのか、辞めると伝えた当日の給料はどうなるのかといったことが気になる人もいるでしょう。続いては、バイトを辞めるときの伝え方や理由、当日の給料などについて解説します。

電話でも大丈夫?直接は言いづらい

バイトを辞めることは伝えにくいものですが、病気で入院したなどどうしようもないとき以外は、雇用主と直接会って辞めることを伝えるのが基本的なマナーです。

雇用主と会えないときは、店長やマネージャーなど職場の中で1番上の立場の人に、休憩時間や終業後に伝えると良いでしょう。

「研修が終わったら…」などとタイミングを見計らう人もいるのですが、バイト先は手間と費用をかけて研修をしています。さらに、シフトの変更や新たな求人などについて考えなくてはならないため、どのみち辞めるのであればできるだけ早く伝えることが大切です。

しばらく出勤の予定がないなどの場合はひとまず電話で伝えても良いですが、後日改めて雇用主と話し合うと良いでしょう。

どんな理由なら辞められる?NGな理由は?

労働基準法や契約自由の原則があるので、「〇〇という理由でないとバイトを辞めることは認められない」ということは基本的にありません。

・受験生になり、勉強に専念したいのでバイトを辞めたいと思います
・家族が入院し、付き添いや家事手伝いとバイトを両立できなくなったため辞めさせていただきたいです
・(自分の)健康上の問題が出て、体力的にバイトを続けることがむずかしくなったため辞めたいと考えています

バイトを辞める理由に応じて、上記のように伝えると良いでしょう。家庭の事情や健康上の問題を詳細に話したくないときは、「一身上の都合で退職したいと思います」でもかまいません。

もう少しくわしく聞かせてほしいといわれたときには、「健康上の問題で」などと簡単に伝えましょう。

キッチンでの調理担当だったはずがホールに回された、毎回就業時間を大幅に超える残業があるなど雇用契約書の内容が守られていないときには、その理由を話しても大丈夫です。

ただし、「給料の割に仕事が忙しい」などと待遇面の不満をいったり、実際は健康なのに病気になったと嘘をついたりするのは避けましょう。

バイト先は自分の生活圏にあることが多く、さらにバイト先の雇用主や同僚がどこで誰とつながりがあるかわかりません。できるだけ円満に、後ろめたいことはしないように辞めることが大切です。

当日の給料はもらえる?

しっかり働いていたのであれば、辞めることを伝えた当日の給料も当然受け取れます。まれに「辞めるのだったら今月の給料は振り込まない」などという会社もありますが、これは違法です。

働いた分の給料は受け取る権利があるので、もし給料が振り込まれなかった場合はバイト先に請求しましょう。

教育中・研修中で実際の業務にはついていない場合でも、教育や研修の参加が必須(強制)で時間を拘束されていたのであれば、その時間は労働時間とみなされるので給料を受け取れます。

バイトを辞める前に確認すべきこと

今すぐバイトを辞めたいと思っても、勢いで辞めてしまうと後悔してしまうこともあります。まずは立ち止まって、これから紹介するふたつのポイントについて確認してみましょう。

すぐに辞めてデメリットはないか考える

バイトを辞めてしまう場合に発生する可能性があるデメリットとしてまず挙げられるのが、今のバイト先で感じているメリットも含めた環境の変化です。

今すぐに辞めたいと感じていても、そもそも今のバイトに応募したのには何か給与待遇や仕事内容などでメリットを感じたからではないでしょうか。あまりしっかりと考えず早急にバイトを辞めてしまうと、のちに後悔してしまうこともあるでしょう。

辞めたあとで、希望の条件が揃ったバイト先が見つかるかどうかもわかりません。

また、次のバイト先を探している際に、なぜ早期に辞めたのかを面接などで質問される可能性があります。もちろん、明確な理由があるのであれば、バイト先とミスマッチが起こるのを防止できます。

しかし、しっかりとした理由が答えられない場合、「この人は仕事が続かないかもしれない」と思われてしまうおそれがあるでしょう。

勢いですぐにバイトを辞めて後悔しないためにも、何が不満で嫌なのか明確にして改善に努めてみることが大切です。

周囲の人に相談してみる

バイトを辞める前に、先輩や店長などに相談してみましょう。

辞めたいと感じる理由が明確なのであれば、相談することで悩みが改善される可能性もあります。

たとえば、業務内容が合わないと感じているときは担当業務の変更をお願いしてみましょう。シフトに不満がある際は、相談することで希望のシフトに入りやすくなるかもしれません。また、先輩や同期に相談することで、自分が改善すべき点が見つかることもあります。

バイト先で不満や不安を感じているときは、決してひとりで抱え込まずに周りの人達に相談しましょう。

バイトをすぐに辞める際の注意点

バイトを辞めるときは、退職意思を伝えるタイミングや業務の引き継ぎなど注意すべき項目が4つあります。

可能な限り余裕をもって退職の相談・伝える

先述したとおり、退職の意思は法律上、2週間前に伝えれば良いことになっています。しかし、やむを得ない事情がない限りはなるべく1ヶ月~2ヶ月前までに伝えるようにしましょう。

早めに伝えることでバイト先は新人の補充やシフトの調整などができるため、バイト先に迷惑がかかることもありません。

また、辞める意思を伝えず無断欠勤をしてバイトをバックレるようなことはしてはいけません。お店に大きな迷惑がかかるだけでなく、自分の印象も悪くしてしまいます。

次のバイト探しでも、バイトの辞め方で自分の印象を大きく左右するおそれがあるため、どんな理由があったとしても節度ある辞め方を心がけましょう。

退職時の業務引継ぎについて確認する

バイト先に迷惑をかけることなくスムーズに退職するためにも、業務の引き継ぎが必要かどうか、事前に上司に確認を取ることも大切です。

自分だけの専任の担当業務がある場合、業務をきちんと引き継がないとバイト先に影響が出るおそれがあります。業務の引き継ぎが必要かどうか、バイトを辞める意思を伝えた際などにしっかり確認するようにしましょう。

貸与されたものを返却・私物を回収する

バイト先で借りていた制服や仕事道具などは、忘れずに返却しましょう。また、職場に私物を置いていた場合は、最終日までに必ず回収するのがマナーです。

貸与されていたものを返し忘れたり職場に荷物を忘れたりすると、退職後にわざわざ取りに行く羽目になります。退職後に受け取りに行くと、気まずい雰囲気になってしまいます。

また、自分の私物を忘れてバイト先に放置していると、勝手に捨てられてしまうおそれもあるため、退職日が決まったら事前に持ち帰るようにしましょう。

有給が残っていれば使う

バイトは以下のふたつの条件を満たしていれば、有給を取得することが可能です。

・6ヶ月以上の継続勤務
・全労働日の8割以上の日数の出勤

もし退職時に有給が残っている場合は、有給で退職までに残っているシフトを消化してしまうのも良いでしょう。ただし、バイト先によってはいきなり有給を取るのが難しい場合があります。

そのため、事前に有給が取れるかどうか上司に確認し、取れる場合は有給を消化しておきましょう。

バイト・パートの有給に関しては、「パートの有給休暇をやさしく解説!何日分取得できるか計算してみよう」のページでも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

雇用主と自分の双方が同意していれば、バイトを即日退職することも可能です。ただし、法律上は2週間前、一般的には1ヶ月以上前に伝えるのが基本的なマナーとされています。

バイトが辞めるとシフトを組み直したり、新たに求人を出したりとバイト先もいろいろとやることがあって大変なので、できるだけ即日退職は避けて早めに伝えるようにしましょう。

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