バイトでは学生だけでなく、主婦やシニア層などさまざまな人が働いています。必要な収入は生活によって違うでしょうが、バイトとして働くとどれくらいの月収をもらえるか気になったことはありませんか。
さらに税金についても知っておかなければ、稼ぎ過ぎて損をすることだってあります。
今回は、バイトの月収と税金についてご紹介しますので、損をしない働き方の参考にしてください。
【目次】
バイトの平均月収の統計
バイトの月収は時給やシフトにより大きく変動します。大学生か高校生か主婦かでも入れる時間が違うため月収はさまざまでしょう。時給としても、職種や地域によってばらつきがあり一律ではありません。
厚生労働省の毎月勤労統計調査(平成30年5月分結果速報)ではパートタイム労働者の平均月収は98,502円(主婦含む)という結果が出ています。
この統計の中で、特に医療や福祉分野の月収は113,929円と平均を大きく上回っていました。専門的な知識や資格が必要な仕事ですので、時給が比較的に高くなりやすいようです。
資格取得の時間や、経験を積んだ状態でバイトを開始することが難しい学生の場合は、長期休みなど利用し、学業とのバランスを考えながら稼ぐなど工夫すると良いでしょう。特に長期休暇中は、世間的にもイベントや観光地がにぎわうため、短期のバイト募集が増えることが予想されます。
また、働いた時間分の月収以外でも、ボーナスや謝礼をもらえたということもありますので、平均値が出ているとはいえ、給与は企業によっても、人によってもそれぞれということになります。
バイトの月収計算で考えるべき税金
バイトといえど、働いて収入を得ているのならば税金のことを考えておきましょう。
知らずに稼ぎ過ぎていると、確定申告をしなければいけなかったり、頑張ったのに損をしたりする可能性があります。知らずのうちであっても、税金を納めていなければ、脱税になるのできちんと把握しておくことが重要です。
バイトでは、主に所得税と住民税のふたつが収入に応じて関係してきます。それでは、それぞれについてご説明していきますね。
所得税は年収103万円を超えるとかかる
年収103万円超でかかるのが所得税です。「103万円の壁」という言葉を見聞きした方もいるかもしれませんが、まさにこの壁を超えると税金が発生します。
バイトを複数掛け持ちしている場合は合計の収入が関係しますのでご注意ください。また、年収というのは1月1日~12月31日までの収入を指します。
上限の内訳について少し詳しく説明すると、「基礎控除」といわれるすべての人が所得額から差し引いてもらえる分が38万円です。そして「給与所得控除」という、働くことで給与所得のある人が収入から差し引ける金額が65万円あります。
このふたつは合計することができ、38万円+65万円=103万円ということで、この給与以下であればセーフです。
納税方法は、一般的には毎月給与から天引きされる「源泉徴収」によって行われています。そのため、原則的には確定申告をする必要が無く、103万円以下であれば年末調整によって差し引かれた分が戻ってくるでしょう。
源泉徴収をされておらず、納税の必要性もあるときには確定申告を行わなければなりません。申告期間は翌年の2月16日~3月15日ですので、忘れないようにしましょう。
住民税は年収100万円を超えたあたりからかかる
住民税は所得税と比べると複雑で、所得によって課税される所得割というものや、すべての人にかかる均等割などがあります。
バイトで重要な上限額ですが、おおよそ100万円超でかかると思っておくと良いでしょう。
少し曖昧な理由としては、前述した給与所得控除は同じく65万円ですが、基礎控除の代わりに「非課税控除額」が適応されている点にあります。こちらは自治体によって違いがあるものの、35万円としているところが多いようです。
確定申告の必要はなく、給与所得に基づいて計算され、納税は翌年度からになります。
学生は年収130万円までは所得税がかからない
学生の場合は「勤労学生控除」を申請することで、130万円まで所得税がかかりません。通常よりも27万円多く控除されるため、たくさん働けそうです。
しかし、意外な落とし穴もあるため、安易に喜ぶことはできません。詳細については次で述べていきます。
学生は親の扶養であることに注意
学生の場合は親の扶養に入っていることを忘れてはいけません。
収入が多くなりすぎると、自分が損をするだけでなく親の収入にも影響を及ぼす可能性があります。具体的な内容について説明していきますので見ていきましょう。
年収103万円を超えると親の負担が増加する
先ほど、学生は130万円までは所得税が掛からないことをお伝えしました。しかし、親の扶養者の場合、給与所得が103万円を超えると世帯主である親の税金が増えてしまうのです。
これには、親である世帯主が扶養者控除を受けられなくなることが関係しています。
控除を受けている間は、所得税率も通常より低くなり、家族手当などが支給されている場合もあるでしょう。それが外れるということは、つまり世帯全体での手取りが減るということになります。
年収130万円を超えると自分の負担が増加する
さらに年収が130万円を超える事態になれば、自分自身の税金の負担が増えることになるでしょう。
加えて、親の扶養を抜けなければいけません。それにより国民健康保険などの社会保険料を自力で支払う必要が出てきます。
税金や社会保険料によって一気に手取り額が減り、多くの収入を得たにもかかわらず、使用できる金額が少なくなるため、損をした気持ちになるでしょう。次に130万円を超えた状態をまとめておきますので、ご覧になり整理してください。
・所得税を支払う(源泉徴収の場合は確定申告しなくて良い)
・住民税を支払う(翌年から支払い開始)
・扶養を抜け社会保険料を支払う
・世帯主である親の手取りが減る
これらの事態に陥らないためにも、年収は103万円以内に調整して自分だけでなく親にも迷惑をかけないようにしましょうね。
月収をアップさせる3つのポイント
バイトの月収を上げるためには、高時給のバイトを探すことをはじめ、いくつかのポイントがあります。
ここでは、バイトで月収をアップさせるためのポイントを3つ紹介します。比較的時給が高いバイトも紹介しますので、参考にしてみてください。
1.高時給のバイトをする
高時給のバイトを選択すれば、月収は上がります。しかし、高時給のバイトは精神的に負荷がかかるものや、肉体労働が必要なものも多いため、健康に気を配りながら働くことが大切です。
ここからは比較的時給が高いバイトを3つ紹介します。
塾講師・家庭教師
塾講師は塾で集団授業または個別授業を行います。一方、家庭教師は生徒の家に訪問して指導します。どちらも大学生の初めてのバイトに選ばれることが多く、大変人気のあるバイトです。
塾講師や家庭教師は、生徒の志望校合格などの目標に向けて指導しなければならず、プレッシャーのある仕事です。しかし、生徒の目標が達成できたとき、生徒と一緒に大きな達成感を得られるでしょう。
テレアポ・コールセンター
テレアポは用意された顧客リストをもとに営業電話をかける仕事です。一方、コールセンターは顧客からの問い合わせに対応する受電メインの仕事です。
顧客対応をマニュアル化している会社が多く、未経験の人でも安心して働けます。とはいえ、クレーム対応が必要になる場合や顧客から心無い言葉をかけられる場合があります。
しかし、同時にビジネスマナーや正しい言葉遣いを学べるため、今後働くうえで有利なスキルが身につくでしょう。
テレアポやコールセンターは服装や髪型などの細かい制限がない会社が多く、おしゃれを楽しみたい方に人気です。
イベントスタッフ
ライブなどのイベントの設営・運営・撤去の手伝いをするバイトです。イベントスタッフの派遣会社に登録して、働ける日の求人に応募して働きます。
イベントスタッフは、機材の運搬や来場者の整理など、体力を求められるシーンが多くあるでしょう。
しかし、友達と一緒に派遣会社に登録できることや、アーティストの近くで働けることから、学生に人気のあるバイトです。
2.複数のバイトを掛け持ちする
バイトは正社員より副業がしやすいため、複数のバイトをして空いた時間を活用すれば、月収アップにつながります。
たとえば学生の場合、授業の都合によって時間が空いてしまう日もあるでしょう。夜間の営業をメインとしている居酒屋でバイトしていた場合、日中に時間が空いたとしても、居酒屋の営業時間外であるため働けないことがあります。
このような場合、夜間に働けるバイトと日中に働けるバイトを掛け持ちしていれば、隙間時間を有効活用できます。
3.深夜帯に働く
22時から翌朝5時までは深夜割増賃金となり、日中の時給の25%が上乗せされます。
そのため、深夜帯のバイトは時給が高い傾向にあります。深夜帯に働けば月収アップにつながるでしょう。
しかし、深夜に働くと昼夜逆転生活となってしまうため、健康管理には注意しましょう。深夜帯のバイトは、夜型の生活が得意な人に向いています。
希望の月収を得るためのバイト探しにおすすめのWorkin
人によって必要な収入は違うと思いますが、バイトを探すときは自分の条件に合っているところを見つけたいですね。
求人サイトのWorkinであれば、こだわり条件を細かく設定でき、自身の希望にマッチした求人を探しやすいことが特徴です。
履歴書の書き方や面接対策についてお悩みの場合は、「お仕事探しマニュアル」を参考に、情報収集することもできます。
まとめ
バイトで得られる月収についてお伝えしてきましたが、時給やシフトの関係で人によって稼ぐ金額はさまざまなようです。
しかし、税金の関係で超えてはいけない年収はハッキリしましたね。103万円を超えると世帯主(親)にも影響が出ますので、きちんと調節しましょう。
これからバイトを探す方は、必要な月収を決めて求人サイトなどを利用すると仕事を見つけやすくなります。ご自分に合った職場が早く見つかると良いですね。