誰でも一発採用!アルバイトの面接準備と練習ノウハウ
「アルバイトの面接、もう失敗したくない・・・」
これまで、バイトの採用面接で落とされ続けた経験がある方なら、だれもがそう思うのではないでしょうか
この記事を書いている私も、そのひとりでした。
「早く採用されたい」 という焦りから何十社とアルバイト先企業の面接を受けていたのですが、結果は散々たるもので、何ヶ月もバイト先が決まらずに途方にくれていた時期もあります。
いま振り返れば、面接に落ち続けた理由は明らかでした。
それは圧倒的な準備と練習不足。
実は、面接は受ける前から勝負の9割は決まっていて、面接当日までにどれだけの時間を準備と練習に費やせるかで、採用結果が左右されるのです。
多くの人は事前準備に時間をあまりかけませんが、ライバルが手を抜く部分だからこそ、そこに時間と労力を注ぎ込めば勝機が見えてきます。
今回は、一発採用を勝ち取るための面接ノウハウをお伝えします。
アルバイト先企業の人材ニーズのリサーチ方法や想定質問への回答準備、面接でスラスラ話すための思考の整理方法など、私が実際に過去の面接で活用してきたノウハウを、あなたにも活用していただければと思います。
それでは、まいりましょう。
【目次】
アルバイト面接では企業の人材ニーズに合致した人が合格する
面接を受ける企業が、いったいどんなアルバイトの人材を欲しがっているのか
それをリサーチして正確に突き止めることが最優先課題です。
なぜなら、どんなに優れたスキルや豊富な経験を持っていても、それがアルバイト先企業の求めているものとズレていたら採用される確率はゼロに等しいからです。
たとえば、あなたが面接でこのように自分の強みをアピールしたとしましょう。
「私の強みはリーダーシップで、何事にも主体的に人を巻き込んで業務を進めることができます」
しかし、その企業が求めている人材が「単純作業を黙々と大量にこなしてくれる人」 だったとしたら、おそらく採用は見送られるでしょう。
アルバイト面接では高いスキルや豊富な経験を持った人材が合格するのではなく、応募企業のニーズと完璧にマッチした人材が合格するのです。
では、企業が求めている人物像を把握するには、どこを調べたらいいのでしょうか
企業のアルバイト募集ページ
求人広告の募集要項ページは情報の宝庫です。
「募集背景」 と「仕事内容」 の文章を読み込めば、その企業が求めている人物像がなんとなく見えてきます。
「業務量の急激な拡大により、一部業務のサポートを行っていただける方」 といった記載があれば「社内のリソースが足りないから、とにかく大量の作業を手伝ってほしい」 といったニーズが読み取れます。
この場合、言われた作業を黙々と、そして大量にこなせる人材であることをアピールすれば採用される確率は高いでしょう。
その企業で実際にバイトをしている方の声
企業の評判を確認できるWebサイトや匿名掲示板などでは、応募先の企業でアルバイトとして働いている人の書き込みを発見できる場合があります。
職場の環境、任されている仕事の内容や難易度、責任の範囲など、リアルな本音ベースでの書き込みが多いので、企業の募集要項では知ることができない貴重な情報を得られるかもしれません。
企業の社長ブログ
応募先企業の社長がブログで情報発信をしているケースは多いですが、日々投稿される記事のなかに、もしかしたらアルバイト採用に関する内容があるかもしれません。
もしそういった記事を見かけたら、最初から最後までじっくりと読んでください。
意外にも「こういったアルバイトの人材が欲しい」 とハッキリ書かれていることもあります。
そのような記述を発見したら、あとは面接でその通りにアピールすればいいだけです。
仮に真面目な人材が欲しいと書いてあれば、無遅刻・無欠勤など真面目に業務を遂行する意思があることを面接で伝えましょう。
アルバイト面接で想定される3つの重要質問
人材ニーズのリサーチに加えて、以下でご紹介する3つの重要な質問への回答パターンを把握しておけばさらに安心して面接に臨めます。
「あなたは何故この会社を選んだのですか」志望理由・動機
「成長したいから」 「スキルアップしたいから」 といった自分中心の理由ではなく、あくまで応募企業のニーズにもとづいた志望理由を述べましょう。
志望理由を説明する際は、以下の3ステップで行うと説得力が増します。
- 自分の強みを述べる
「私の強みは○○○です」※あくまで応募企業のニーズに合致する強みを述べること
- 強みと企業のニーズを結びつける
「今回応募したのは、いまいった私の強みを御社の×××という仕事で活かせると思ったからです」
- 強みを証明する
「昔、アルバイトをしていた会社でもその強みを活かして長い間働いていたので、御社でも同じように仕事ができると思います」
「あなたの強みと弱みはなんですか」長所と短所
長所は志望理由の項目でも説明したように、応募先の企業が求めている人物像とマッチする強みを述べましょう。
短所を述べる際は、致命的な弱点や欠陥を伝えてはいけません。
たとえば、「継続力がなく、何事も続かない」 「責任感があまりない」 といった短所を言ってしまうと即アウトになりかねません。
致命的なレベルではない短所を述べて、それと同時に、その短所をフォローする一言を添えておきましょう。
「少し完璧主義的なところがありますが、そのぶん、強い責任感をもって仕事に取り組めます」 といった感じで話せば、マイナスイメージを打ち消してプラスに転じさせることもできるのです。
「いつから来れますか」勤務開始の時期
正社員と異なり、アルバイトでは、新規オープンの募集を除いては、即戦力が求められているケースがほとんどです。
勤務開始時期は早ければ早いほど好ましいです。
現在、ほかに仕事をしていないなら「いつでも大丈夫です」 がベストな回答です。
ほかの職場で働いており、具体的な退職日が決まっているならその日程を伝えてください。
決まっていない場合でも、退職日の目安だけは面接中に伝えておいたほうがいいでしょう。
そして後日正式に退職日が確定したら、すぐにメールでその日程を伝えることが重要です。
面接の練習はとにかく思考を整理すること一人でできる効果的な対策
ところで、面接の練習のために何をしたらいいのでしょうか
発声練習や鏡で笑顔をチェックするなど、さまざまな方法が提唱されていますが、もっとも大事なポイントは思考を整理することです。
思考を整理することで面接時に話すべき内容が明確になり、どんな質問が来ても答えられるという自信を抱くことができ、その自信が面接の不安を払拭してくれるからです。
そして思考を整理するための効果的な方法が「思考を言葉にして書き出す」 ということです。
ノートに手書きでもいいですし、パソコンのテキストエディタに打ち込んでも構いません。
志望理由や自分自身の強み、過去の経験、応募先企業で活躍できる理由などを書き出していきましょう。
頭でアレコレと考えているだけでは思考は整理されません。
実際に手を動かして言葉としてアウトプットすることが重要なのです。
もしここで「なかなか書けない・・・」 という状態になるなら、それはまだ思考が十分に整理できていない証拠であり、おそらく本番の面接でも答えにつまってしまうでしょう。
スラスラと書き出せるようになるまで反復して、思考を完全に整理・定着させることができれば、本番では余裕を持って受け答えできるはずですよ。
まとめ
多くの人が面接で失敗してしまうのは、今回紹介してきたような事前準備やリサーチを軽視して、話し方や表情といった細かなテクニックにばかり注目してしまうからです。
どんな口調で話すか、どんな表情や立ち振る舞いをするか、といった表面的なことよりも「伝えるべき内容」 そのものを重視しましょう。
そして応募企業のニーズを分析し、求めている人材像を割り出せば、面接で何を伝えるべきかがおのずと見えてきます。
相手が求めているものを差し出すことは、セールスや人間関係における大原則ですが、それはアルバイトの面接においても同じなのです。
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